Newsletter 2020/11 vol.39

“法人向け「パパもケアする助産師」による男性育休準備セミナー“のコンテンツ化

出産、育児の課題解決を考えていると、産前に課題を認識し、準備する仕組みが作れないかと悩んでいました。始動でメンターをされている方と討議させてもらったときに、この課題をクリアできそうな示唆を頂きました。それは産前に企業が開催する育休に関する社員むけの説明会とコンテンツです。最近、「男性育休義務化」の議論もあって、非常に関心度が高いテーマでもあるので、コンテンツをきっちり作ることで、産前の人たちに訴求できるのではないかと期待しています。

そもそも「男性育休義務化」について

今話題になっている「男性育休義務化」の議論、多くの人は誤解しているように思います。議論されている内容は、

“企業は育休取得対象者に対して、取得する権利があることを必ず説明する義務がある”

ということです。つまり、子どもが産まれたら必ず育休を取らなければならないというものではありません。あくまで企業から男性社員へ育休を取得することができるということを説明することを義務化するという内容になります。

なぜ、男性(パパ)が育休を取る必要があるのか?

一言で言うと、家庭内の体制不足。
産後の女性(ママ)はすぐに動くことができないため、赤ちゃんのお世話、ママの身の回りのお世話を誰かがする必要があるからです。現代は核家族の世帯が多いため、ママが動けないのであれば、パパが動くしかありません。

およそ7割の人は産後に実家へ帰り、実母や家族に身の回りのことをしてもらうため里帰りをします。しかし、晩婚・晩産により親の高齢化が進んでいるため、実家を頼ることも年々難しくなってきており、ますます自分たち夫婦でしなければならない状況になってきています。また今年はCOVID-19の影響で産前産後の里帰りを控え、実母を自宅に呼び、サポートしてもらうことを控えるケースが増えました。

二人で育児をスタートするもう1つの課題

実はママも赤ちゃんのお世話は初めてであり、パパも初めてと言うことです。

つまり、二人とも赤ちゃんのお世話をやったことがない中で、育児がスタートします。まさに「ぶっつけ本番」で、この生命を生かさなければならないと言う「プレッシャー(重圧)」を感じ、常に臨戦体制となり、休まる瞬間がない日々が続きます。

ここでのポイントは二人とも初めてと言うことを認識することと、そしたらどうしたら良いかを事前に考えて、準備しておく必要があります。しかしながら、事前にこの課題を認識し、事前に準備することはかなり難しいのが現実です。

大きなチャンス、企業の「男性育休義務化」の議論

前述の義務化の議論で、企業が育休を取得する権利があることを従業員へ説明しなければならないと言う文脈から、企業は制度だけを説明するのではなく、具体的に育休を取得して何をなければならないか、またなぜしなければならないかを説明する機会にすることで、産前にリアリティを持って準備の必然性を理解できるのではないかと考えています。また、もし自分たちでうまくいかない時は誰に相談すれば良いかもインプットすることで、事前に対策を講じておくことができます。

次に、誰から伝えるかがポイントであり、それを私たちは「(当然ママはケアできる)パパもケアする助産師」から伝えることができれば、効果が大きいと考えています。

今後の展開について

現在、企業が社員に対して育休取得に関する制度を説明しているセミナーの内容を精査し、それに代替する内容と実際に育休を取得して具体的に何をしなければならないかを説明する内容を追加し、妊娠期の今、どんなことに困っているかを「パパもケアする助産師」がインタラクティブに相談できる環境を提供できるように準備を進めています。

「パパもケアする助産師」からセミナーでお話するテーマ(企画中)

・育休制度および手続きの説明
・妊娠、出産におけるからだとメンタルの変化について
・育休中、どんなことをしなければならないかのか
・妊娠、出産、育児で困ったとき、どうすれば良いか

年内に数社、実際に企業向けにセミナーを実施させてもらいコンテンツの評価を得て、次年度より本格的に展開をしていきたいと考えています。

お願いごと

現在企画を進めているセミナーを実際に検証目的で実施させて頂ける企業を募集しております。もしご協力、ご紹介を頂ける企業があれば、ご連絡をよろしくお願いします。

Newsletter 2020/10 vol.38

すっかり秋になり、そろそろ今年も終盤になってきたところで、少し私たちの動きをカタチにしていろいろなことを試していきたいと思っています。特に、今年はCOVID-19によって、いろんなことが一気にかわり、その変化したことでよかったこともありますが、まだまだ顕在化してない課題も多くあると思っています。だからスタートアップにとっては大きなチャンスであり、アグレッシブに動いていきたいと考えています。
そのうちの1つが下記でご紹介する実証実験です。

妊娠・出産・育児に関する実証実験に関するご協力依頼

概要
従業員およびその家族を対象に、妊娠・出産・育児をサポートするために、助産師によるセミナーや個別相談の機会を提供することで、ぶっつけ本番、重圧の中の育児による大変さを緩和できるのではないかと仮説をもって、事業化に向けて準備を進めています。

背景
COVID-19による緊急事態宣言が出された後、在宅ワークで未就学児のいる過程では、精神的な負担が高まり、国際的な基準で鬱と診断されてもおかしくない人が57.6%だったと東京大学の研究チームが報告しています。子どもがいる家の中で仕事を四六時中行うことはかなりのストレスであり、仕事に集中できないためパフォーマンスの低下、さらには環境を変えたいという思いからの離職などのリスクが高まっています。

仮説検証
このような状況に対して、企業は従業員に在宅ワークをという前に、妊娠・出産・育児に関する支援施策を考える必要があるのではないかと考えています。従業員に明確な施策を出して、従業員を支援することを意思表示することで、従業員のモチベーションやロイヤリティが高まるのではないかと考えています。

実証実験
妊娠・出産・育児について、助産師が講師となり、従業員およびその家族を対象にオンラインでセミナーを行います。また個別に助産師にオンラインで相談することができる機会をご提供します。もし個別に自宅へ訪問してケアをしてほしいなどの要望があれば、助産師のネットワークを通じて、信頼できる地域の助産師を紹介し、対応することも可能であり、対応します。このような取り組みを企業が行った場合、従業員に喜んでもらえるか、また在宅での仕事と育児の大変さを周りの人たちも理解し、仕事のやり方が変わるかどうかを検証したいと考えています。


実証期間:3ヶ月程度
参加者: 1社あたり10家族程度
対象者: 妊娠・出産・育児に関係する従業員とその家族
費用: 別途相談
用意いただくもの:特になし

もしご興味ある方がいらっしゃったら、ぜひご連絡お願いします。

なぜここで助産師か?について

そもそも助産師とは

助産師というとお産をする人、産婆さんのイメージが強く、実際のところ身近に助産師を知る機会がないため、ほとんどの人はその役割を知りません。

助産師は、看護資格を取得した後、2年ほど専門の教育機関で学んだのちに取得する国家資格です。そして、医師と同様に開業権をもっていて、自ら助産院を開業することができます。日本では助産師として活動している人は36,000人ほどいて、その内2,800人が開業助産師です。日本の出産は99%が医療機関で行われていて、助産院はわずか1%しかいません。

助産師の仕事、役割は何?

助産師は何をしているかについて説明します。お産だけでなく、産後ケア、新生児ケア、婦人科健診、家族計画など、女性の一生を健康に保つために必要なことを多岐にわたって対応しています。お産において産婦人科医と助産師との役割がなかなかわかりづらかったりしますが、基本的には医師はCure(治療)する役割で、助産師はCare(ケア)する役割であるため、妊娠、出産、育児など多面的に対応することが求められています。

つまり、助産師は妊娠・出産・育児に関するスペシャリストであるので、産前から助産師と関わることできっちりしたアドバイスを受けることができ、疑問に思うことをストレートに聞くことで課題がクリアにすることができます。

また、産後、家庭で育児がスタートした時に自宅に助産師が訪問し、沐浴や授乳のやり方がわからない時、実際に目の前で赤ちゃんをケアする方法を教えてもらうこともできます。誰も始めての時はできないのが当たり前であり、ひとりで悩まずに助産師との関係が産前からあれば、産後気軽に相談できることで気分が楽になるのではないかと考えています。

このような思いは現時点ではまだまだ仮説ですので、冒頭に実証実験を行うことで、仮説を検証し、有効性を確認していきたいと考えていますので、実証実験にご協力を頂ける企業を募集します。

ぜひご興味ある方、よろしくお願いします。

Newsletter 2020/09 vol.37

「バリュー」の定義

8月の夏季休暇を利用ミッション、ビジョン、バリューを定義してみました。Plug and Playに参加した時に、ミッションとビジョンが決まりましたが、バリューは曖昧なままでした。こそらぼは何を価値として提供するのか?つまり、こそらぼに何を期待して良いのかを明確に説明できていないことに気づき、考えてみました。

私たちのバリューは、「子育てを科学し、多様な「チーム育児」を支援する」です。

経験と勘、慣習や思い込みが多い育児の世界を変えるために、男性視点を入れることを、科学的な視点と考え、今まで当たり前と思っていたことに疑問を持ち、実はこちらの方が良いのではないかと提言し、選択肢を増やすことをしていきたいと考えています。そして、ビジョンで定義しているように、社会で協力して子どもを育てることができるようにという思いから「チーム育児」という言葉を入れています。

バリューを定義するにあたって、いろいろ考えていると、寄り添うという「ホスピタリティ」という視点を非常に強く意識するようになりました。サイエンス、テクノロジー、ホスピタリティという3つの視点を大事にすることで、育児の課題解決に向けてチャレンジしていこうと思います。

ミッション:男性が子育てに参画すれば、社会が変わる
ビジョン:協遊・協育・協創
バリュー:子育てを科学し、多様な「チーム育児」を支援する

次はチーム

ミッション、ビジョン、バリューを定義することができたあとは、共感する仲間を集めるタイミングに来ています。まだプロダクトがなく、課題を解決するための方法をモノで見せることができない時に、こそらぼはどんなことを実現したいのかをシンプルに表現できないと伝わりません。だからバリューを定義することは非常に重要なことであり、思いを込めて作りたいと思ったので、この一文を作るために1週間かけました。

ちょっとした変化の兆し

最近、いろいろお問い合わせをいただく機会が増えています。
そして、私たちが課題と考えていること、それをどのように解決しようとしているかを1時間くらいかけて説明させていただきます。ピッチイベントだと3分とか5分とかで説明することが求められるため、なかなかうまく伝えきれないことが多くあるので、じっくり話を聞いて頂けることは非常にありがたいと思います。
みなさんから「応援しています」と言って頂けます。この言葉、ほんと嬉しいですね。

Newsletter 2020/08 vol.36

資金調達、難航。

COVID-19の感染拡大に伴い、妊産婦さんを助産師さんがオンラインとリアルな訪問でサポートする仕組みができました。これが今後の「ニューノーマル」になります。
これまで考えてきたことをいよいよ実現するときだということで、銀行からの借入を視野に入れて準備を進めてきました。
しかし残念ながら今の自分たちの状況では借入をすることができませんでした。
うまくいかなかった理由は、現時点ではコンセプトとプランがあるだけで、事業としての実績がないため、評価ができないということであろうと考えています。

いちいちスタートアップ がうまくいかなったことで落ち込んでいても、結果は変わらないので、次に進むしかありません。原因がわかれば、次はその問題に解を出すためにどう対応するかを考えるだけです。そのとき、どのように次の手を打つかですが、短期的な視点と中長期的な視点で考ええる必要があると考えています。

短期的な視点

  • 顧客が本当にいるからを確かめる

出産、育児の課題は産後の「ぶっつけ本番」、「重圧」の中で育児をスタートすることにあります。また、その現実を産前に認識している人は少なく、それを誰も当事者に伝えていないことに原因があるのではないかと考えています。また、仮に産前に産後の現実を知ったとしても、それを解決するために誰にコンタクトして良いかわからないのが現実です。

だから、自分たちからプレママ、プレパパを対象にオンラインセミナーを企画し、出産、育児に関する現実とCOVID-19による出産、育児への影響について発信し、反応をみようと考えています。

  • オンラインサロンの可能性を検討

より詳しく継続して情報を入手したり、専門的な相談や対応を求める人がいたら、今進めている助産師の方々と連携し、サポートすることをアナログで個別に対応することで、どんなニーズがあるのかを検証しようと思います。非常に泥臭く、地味な活動だと思いますが、ここをきっちり実施することで、ニーズの検証をしなければ、資金調達をするにも事業の価値を数値で表現できないと思っているので、ここはきっちり進めていきます。

中長期的な視点

  • MVVの定義

まだ私たちはプロダクトを出せていませんが、プロダクトを市場に出したあと、スタートアップとして事業を成立させる必要があり、その準備もしていく必要があります。
昨年末に参加したアクセラレータPlug and Playではコンセプトからビジネスモデルを掘り下げることができ、ミッションとビジョンをシンプルに自分の言葉で表現できるようになりました。それによって、自分たちの世界観をシンプルに表現できるようになったことで、外部との人たちとのコミュニケーションがスムーズになったことを実感しています。次に必要なことは、事業をドライブさせるために必要な仲間作りであり、一緒に活動してくれる人を探す必要があります。そのときに、どんなことをしようとしているのか、どのようにアプローチしようとしているのかをシンプルに表現する必要があり、それが「バリュー」だと考えています。

ミッション:男性が子育てに参画すれば、社会が変わる

ビジョン: 協遊・協育・協創

バリュー: 子育てを科学し、多様な「チーム育児」を支援する

  • アイデアをカタチに、ビジネスにするために

これまで、「起業の科学」(田所雅之著)で、スタートアップとして立ち上げるために実践的なアイデアやヒントをもらいながら、PMFの実現に向けて動いてきましたが、そろそろ次は事業として成立するかという視点が必要となってきたときに、また「起業大全」(田所雅之著)に出会い、この著書の最初の章でまさに「MVV」を扱っており、それが企業としての土台になる大事なことであるということを感じ、ほんと事業を立ち上げるということに、ショートカットはなく、1つずつ地道な積み上げしかないと、改めて認識しました。

逆に言えば、緩やかではあるがスタートアップとしてのプロセスをきっちり歩んでいることを実感しています。

  • よりスタートアップを加速するために

8月から経産省の「始動Next Innovation2020」というアクセラレータプログラムに採択され、参加することになりました。事業の立ち上げ方をより実践的に、体系的に学ぶことができると期待しています。これまで手探りで行ってきたことを検証すると同時に新たなアイデアを吸収し、ビジネスとして立ち上げることができるように全力で取り組んでいきたいと思います。

スタートアップに王道なし。

Newsletter 2020/07 vol.35

まさに正念場

COVID-19の感染者数も4月、5月と比べるとかなりゆるやかになり、非常事態宣言が解除され、経済活動が再開されてきたことを受け、「東京 里帰らない人応援プロジェクト」も非常時、緊急を要する時期としての役割を終えた感が出てきたので、次の段階へどのように発展させていくかを、考え始めています。基本的には、これまで考えてきた仮説とモデルをベースに磨きをかけているのですが、なかなか思い通りに進まない現実について、今月は報告させて頂きます。

死の谷を超えるために

スタートアップのステージを表現する時、シード、アーリー、ミドル、レイターなどという言葉で使ったりします。自分たちの認識では、市場調査、ニーズの把握、プロダクトのコンセプトやプランができ、これからプロダクトを作ろうというタイミングで、アーリーにステージが上がった感覚でいます。ただこのタイミングではまだプロダクトがなく、仮説を持っているにすぎないため、自分たちの仮説を試作でもよいので実際にプロダクトを作り、検証する必要があります。そのためには資金が必要であり、その試作を作る仲間が必要だったりするので、リソースの確保が必要ですが、資金を調達するにもモノがないと説得しづらいし、仲間を募るにもどのような方法で協力をお願いするかと、いろいろ悩みます。

世の中にプロダクトを出してスタートアップさせた企業は、このステージを何らかの方法でクリアし、諦めずに愚直にいろんな方法を探し続けた結果、道を切り拓くことができたのだと、つくづく思い知らされています。実際、このステージを「死の谷」という表現をする人もいるくらい、スタートアップにとって厳しい時期なのだと。

一方、ベンチャーキャピタルの知人から、サービスを作るために悩んだ時間は、プロダクトを市場に投入した後、競争優位性を保持できる期間と同じだと思えと言って、諦めずに考え続けなさいとアドバイスを頂いたりすると、妙に納得する?自己暗示?な気分にもなったりしました。

次なるステージを目指して

ただ悩んでいても道は切り拓けないので、久しぶりに「起業の科学」(田所雅之著 日経BP)を読み返しました。この本の副題はスタートアップサイエンスとあり、シード期、アーリー期を論理的にどのように進めるかが説明されていて、悔しいくらいに愚直に進めるしかないことを思い知らされます。今回も実際にビジネスモデルの仮説を「リーンキャンバス」で描いて、ビジネスモデルを机上で検証してみたところ、驚くくらい短時間でリーンキャンバスに書き込むことができたことは進んでいることを実感できてよかったのですが、1カ所だけ埋まらないところがあり、その弱いところを瞬時に洗い出されたことに衝撃を受けました。それはまさに今自分たちがクリアできていない課題、「チャネル」に関する戦略です。

「東京 里帰らない人応援プロジェクト」の活動を通じて、Facebookで「妊産婦へ届け!」と念じてみましたが、現実はなかなか届きません。まさにそこをクリアする必要があります。この課題をクリアするために、妊産婦さんたちにどうしたらメッセージが届くのか、そして共感を得ることができるのか、サービスを利用してもらえるのかを探ろうと、妊娠、出産を経験した女性や育児を経験した男性にヒアリングをし始めました。

また、妊産婦さんが情報へのアクセスの課題は自分たちで捉えていることでズレてないと思いますが、どう解決するかはまだまだ試行錯誤が必要であり、その情報へアクセスするための導線も含めて考える必要があると考えており、その可能性の1つに「note」を活用できるのではないかと思ったので、少しいじり始めました。

まだまだ道半ば、子育ての課題を男性の視点から考え、解決することを、ライフワークとすると決めて活動すると決めたので、世の中へソリューションを提供できるように、諦めずに頑張ろうと思いますので、ご協力よろしくお願いします。

Newsletter 2020/06 vol.34

プロジェクトへのご支援・ご協力に感謝!

「東京 里帰らない人応援プロジェクト」へ多くの方からご支援・ご協力を頂きまして、本当にありがとうございます。ご支援をいただきましたもの、大切に妊産婦さんをケアする時に利用させて頂いております。

実際にプロジェクトをやりはじめて感じたこと

1)助産師の方々の熱い思い

助産師さんたち、妊産婦さんたちをなんとかしてあげたいという思い、ほんと熱く、強い!これはCOVID-19の感染拡大を受け、両親学級や母親学級などのイベントが中止された後、すぐにZoomを使ったオンライン相談を多くの助産師がはじめたことでも分かります。決して、ITに詳しい人の集団ではありませんが、必要と思えば、すぐに使い方をマスターし、困っている妊産婦さんたちをサポートする仕組みを作りました。

2)緊急事態から平時へ

プロジェクトがスタートした時期は緊急事態宣言が発令されており、COVID-19の感染者数もたくさん報告されていましたが、5月末には緊急事態宣言が解除され、感染者数も減少していたので、緊急時の対応だけでなく、平時や第2波に備えた対応が求められています。ただまだまだ以前のように自由に行動できる状況ではなく、感染に注意しながら行動することが求められているので、状況に即した産前産後ケアを考えていく必要があります。また感染症は何度か流行の波があると言われているので、第2波、第3波が来た時にも対応できるように体制や仕組み、モノなどの準備を進めていく必要があります。

3)妊産婦へ届け!

InstagramやFacebookなどを通じてプロジェクトに関する情報を発信していますが、なかなか妊産婦へ情報が届いている感じがせず、どうすれば届くのかと模索中です。今回のプロジェクトは緊急支援という目的で、急遽プロジェクトを立ち上げて活動しているので、産前産後ケアを必要としている人はどんな人で、どんな時なのかはもう少し詳しく分析が必要かと思います。

4)無料は続かない

今回のプロジェクトの中でよく議論するテーマの1つに、無料でオンライン相談を行うことの是非です。私の考えは、緊急で一時的に無料で対応することはあっても、ずっと無料でやることは無理だと思います。サービスを提供する人たちの思いだけでは、いずれジリ貧になってしまうからです。そのためには、サービスを提供するために必要な費用を誰かが負担する必要があり、それを回収するモデルを描くことができれば、継続することができます。

5)Before COVID1-19には戻れない

COVID-19の影響で、妊産婦向けにオンライン相談を行う助産師の方が増えて、妊産婦さんたちの不安を和らげることができたと思うので、非常に大きな変化が起きたと思っています。またオンラインで産前産後のことを相談できることのメリットを妊産婦さんも感じたと思うので、この流れはBefore COVID-19のような対面だけということにはならないと思います。オンライン相談をこれからも継続するためには無償ではく、有償でサービスを利用するという意識改革が必要と思います。

「産前産後ケアプラットフォーム」の実現に向けて

「東京 里帰らない人応援プロジェクト」の活動を通じて、改めて産前から出産、育児に関することを学ぶ機会が重要であることを強く思いました。また日々現場で活動されている助産師も産前教育の重要性を認識しており、これは仕組みとして早急に作る必要があるということで、「産前産後ケアプラットフォーム」の構築の準備を始めています。

産前教育ということで、学ぶためのコンテンツだけを準備しても面白くないので、折角今回のプロジェクトで助産師のネットワークができたので、教育と産前産後ケアをつなげることで、実際に起こる大変な局面を助産師のサポートでクリアできる仕組みを作りたいと考えています。

また産前産後ケアは助産師が妊産婦の状態を、その時その時の状況をみながら、気持ちに寄り添い対応し、経験やノウハウが個人に蓄積されています。経験やノウハウを助産師同士で共有するとか、どんなタイプの人にどんなケアが有効かなど層別できるようにしていければと考えています。

Newsletter 2020/05 vol.33

完全在宅勤務になって

COVID-19の感染拡大の影響のため、4月は完全在宅勤務となり、自宅の机にPCを2台並べての生活となりました。子どもは学校が休校で、奥さんも自宅で仕事をするようになると、日中家の中に家族全員がいるとどうも変な緊張感が生まれます。特に、子どもは学校からの課題や家の課題などがあるけれど、やる気がその時の気分に左右されるため、ちょっとやる気が入らずに遊んでいると、親から怒られてしまい、さらにやる気が入らないというサイクルに陥ります。親も子どももストレスが高い状況が続いています。平常時であれば、外に遊びに行ったり、週末どこかへ出かけるなどして、ストレスを発散することができるのですが、今はそれができないため、厳しい状況ですね。これが家庭内暴力や虐待につながるのだと言われると、ほんとその通りだと思います。

あと子どもの年齢が小さく、両親が共に在宅勤務の場合、もっとそのストレス状態は深刻ではないかと思っているのですが、あまり周りからその深刻さが発信されていないことが、気になっています。ずっと相手をして欲しいと思う年齢の子どもがいる家庭で、在宅勤務ってどうしているのだろうと気になっています。
「大変だぁ!」と言って、声を出してもいいと思います。

こそらぼの活動として

COVID-19の感染拡大の影響で、両親学級などのイベントが中止になり、産前産後のケアが従来通りにできなくなっていることを課題と認識して、2つのテーマで支援をしています。

1)産前産後ケアのオンライン化の支援
これまで助産師による妊産婦のケアはリアルに対面でコミュニケーションを行い、LINEやメールでコミュニケーションをカバーしていましたが、リアルな対面ができないため、ZoomなどのWebミーティングツールを使ってリアルな対面でのコミュニケーションを試し始めています。実際に、オンラインで顔を見せながらコミュニケーションしてみると、助産師も妊産婦も思っていたほど違和感がないことがわかってきました。オンラインでのコミュニケーションに対して、ツールの使い方への不安があり、それを検証する環境がなかっただけのように思います。

むしろオンラインは気軽に開催できるので、その頻度を増やすことが容易であり、一度に大人数とやりとりできるメリットを感じ始めていて、新しいサービス提供モデルが生まれる可能性が出てきました。しかし、これまで数名の助産師のオンライン化をお手伝いしていますが、コミュニケーションに課金できるかという課題がまだクリアにできていないので、早急にこの課金という課題をクリアにしたいと思っています。

2)里帰り出産に関する課題解決に向けて
4月7日に緊急事態宣言が7都府県に発令され、その後全国に拡大したことを受け、移動が制限されたため、妊娠、出産、その後の育児に関する家族のサポート体制の計画を見直す必要が、妊産婦に出てきています。
(1)出産(分娩)する場所
里帰りして実家の近所で分娩を計画していた場合、実家へ移動することが制限されるため、自宅周辺で分娩できる場所を探し、確保する必要があります。これには学会や行政が受け入れ可能な医療機関のリストを公表し、対応しています。
里帰り出産とは異なりますが、出産する場所の課題として、立ち合い出産が医療機関で中止し始めているため、希望する出産スタイルが叶う場所の変更などを検討している人たちもいます。

(2)育児を開始する支援体制
里帰りするということは、実母を中心として家族が産後の育児の立ち上げ、生活のサポートしてくれるという想定ですが、実家に戻ることができないため、その実母を中心とした家族の支援がない状態で産後の生活をスタートする必要があります。ただ、一緒に生活しているパートナ(夫)がいる場合、重要な戦力にできれば、心強い存在になり、重要なキーマンだと考えています。

このような状況に対して、各地の助産師が妊産婦を対象に産前産後ケアを個別に対応するプログラムを提供する準備を進めていて、そのプログラムの企画、運営の支援をしています。

産前産後の課題は、初産婦さんにとって初めてのことでどんなことが起こるのか想像できないため、何がリスクでどのように回避するのかがイメージできていません。変に不安を煽るのも変な話になりかねません。ただ数多くの事例を見てきた助産師たちが考える陥りやすいポイントは絞れていて、その回避策も自分たちの専門性を活かすことで対応できると考えているので、うまく両者をつなぐことができるように協力していきたいと思います。

そして、初めての出産を控える人たち、特にパートナー(夫)にどんなことが起こるのか、どう自分は対応していかなければならないかを広く知ってほしいと思い、今年はじめにこそらぼでまとめた「The First Diet for Life」という本をWebで販売させて頂くことにしました。

Newsletter 2020/04 vol.32

新型コロナウイルスの感染拡大によって

3月は初旬から学校が一斉休校となり、企業も在宅勤務を推奨するようになり、ワークスタイルもライフスタイルも大きく変わった1ヶ月でした。新型コロナウイルスは高齢者が罹患しやすく、若年層は感染しにくいかもと言われていましたが、3月下旬ごろから実はそうではなく、乳幼児も含めて若い人たちも感染することが報告され、状況が変わってきました。今できることは、手洗い、うがい、さらには密閉、密集、密接を避けることであり、外出を控えて、家にいることを徹底することです。SNSを中心に自宅に止まることを発信する#Stay Home、#StayAtHome“といハッシュタグが登場し、広く発信されています。

現在、こそらぼでは、新型コロナウイルスに関連する取組みをしています。

1)情報提供

新型コロナウイルスに関する妊娠、出産に関する情報がなく、不安に思っている妊産婦さんが多いことを受け、妊産婦、胎児、乳幼児等への影響に関する論文を収集し、Webサイトを介して発信し始めました。マスメディアの情報はどうしてもバイアスがかかるため、今はFactだけを知りたいので、海外の論文から情報を集めることにしています。
また、論文を収集することで、今医療現場で治療にあたっている医師、看護師、助産師等の医療従事者が情報を集める時間を短縮するお手伝いが少しでもできればと考えています。
3月初旬くらいから中国でどのように対応していたかというレポートが出始め、中旬には新型コロナウイルスは高齢者だけでなく、小児でも感染することが報告されたことで、子どもがいる親としてきっちり考えることであることを認識しました。新型コロナウイルスに関する妊娠、出産に関する情報がなく、不安に思っている妊産婦さんが多いことを受け、妊産婦、胎児、乳幼児等への影響に関する論文を収集し、Webサイトを介して発信し始めました。マスメディアの情報はどうしてもバイアスがかかるため、今はFactだけを知りたいので、海外の論文から情報を集めることにしています。
また、論文を収集することで、今医療現場で治療にあたっている医師、看護師、助産師等の医療従事者が情報を集める時間を短縮するお手伝いが少しでもできればと考えています。

2)Stay Homeの呼びかけ

現時点では、新型コロナウイルスを治療する薬も予防するワクチンもない状況であるので、感染しないことがもっとも大事なことだと思っています。そのためには感染する可能性のある密閉、密集、密接を避けるため、不要不急のこと以外の外出を控え、人に合わないことが有効です。一般人の感染者が増加するとともに、医療従事者の感染も増加しているため、本当に医療を必要とする時に、医療従事者がいなくなり、医療を受けることができない状態「医療崩壊」になる可能性が、日本でも出てきていることを知ってもらいたいのです。
政府や行政から外出自粛を呼びかけるだけでは、この事態を認識できていない人がいるので、一人でも多くに認識してもらえるように、SNSとWebを通じて“STAY HOME”を呼びかける活動を地道に行っています。

3)オンライン相談サイト(ベータ版)

小児へも感染するリスクが認識され、胎児への影響はまだわからないという状況で、不安に思う妊産婦さんたちが孤立しないようにするため、オンラインでの相談窓口を作ることができないかと考え、チャットベースで相談するための仕組みをベータ版として急遽準備しました。もともとこれから開発する予定の産前産後ケアサービス「MY助産師」というシステムで実装する予定だった一部の機能ですので、その検証が前倒ししたという感じです。もし利用してみたいという人がいれば、ご連絡下さい。
オンラインであるならば、動画で顔をみながら参加できるZoomも便利なツールと思いますが、赤ちゃんがいたりすると声を出しにくいことをあるので、テキストでのコミュニケーションであるチャットかなぁと思っているので、この辺りは実際に検証してみたいところです。

こそらぼとしては、できることは可能なかぎり協力していきたと考えています。
今後、状況が変化し、求められることも変わっていくと思いますので、柔軟に対応していきます。

The First Diet for Life Project発足に向けて

授乳や母乳について、社会で考えるため、「The First Diet for Life」という本にまとめた後、この題名のプロジェクトを発足し、活動を広めていきたいと考えています。その活動は産前産後の学びの場とリンクさせることで、これから妊娠、出産を控える女性、そのパートナ、そして社会が学ぶことができるようにしたいと思っています。知識を得るきっかけと、考える機会を得ることで、それぞれの意識、行動が変わることで、産前産後の課題の1つでも解決することができればと思っています。実際の活動は、新型コロナウイルスが落ち着いてからとなりますが、それまでにプロジェクトの内容をかためて、コンテンツの準備を進めていきます。いろいろご協力をお願いすることになるかと思いますが、引き続きよろしくお願いします。

最後に改めて外出を自粛し、新型コロナウイルスに感染しないことと感染を広げないようにみんなで取り組みましょう!

Newsletter 2020/03 vol.31

母乳のデータ解析を開始!
昭和大学との共同研究が実務レベルではじまりました。
病院内で生後3日の母乳と赤ちゃんのうんちを採取し、次世代シーケンサーをつかってデータ解析をはじめています。サンプルとして提供して頂いた生後3日の母乳をみたら、少し黄色ぽい感じがし、それぞれ少しずつ色が違っているようでした。
初期Phaseでは10組の母子に協力頂いて、合計3回(生後3日、14日、30日)の母乳と赤ちゃんのうんちをサンプルとして提供頂く計画をしています。10組のサンプルからどんなことがわかるかはまだわかりませんが、いろんな可能性を試していきたいと思います。

この研究活動から結果を得るために、より多くのデータを集める必要があります。3月下旬からREADYFORでクラウドファンディングを通じて、資金を集めて、解析できるサンプル数を増やしていきたいと考えています。詳細が決まりましたら、ご案内しますので、ご支援よろしくお願いします。

Plug and Playアクセラレータープログラムに参加して感じたこと
昨年12月から参加しているPlug and Playアクセラレタープログラムですが、3月初旬に予定していたデモデイが新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されるため中止となり、最後の成果報告が大人数の前でできなくて、ちょっと残念ですが、仕方ありませんね。

Plug and Playに参加して感じたこと
・計画の具体化と行動のスピードアップ
確実にスケジュール(時間)を前倒し、計画を具体化することができました。これは大きな成果です。
本来アクセラレータプログラムは、シード期、シリーズA期のスタートアップが資金調達するために試行錯誤するもので、自分たちにとっては少し早い感じのものでした。気づきとしては、共同研究でプロトコルに従ってデータを集めて、エビデンスを示し、事業価値を評価してもらえる条件を早くかためる必要性を強く認識しました。
・インプットの質の向上
他のスタートアップのプレゼンを聞いたり、ある期間に何度も情報交換を深めることで、それぞれのビジネスモデルへの理解が深まりました。これからのビジネスは一人勝ちよりも緩やかな連携によるネットワークがポイントになるので、スタートアップ同士でのコラボレーションの機会が増えることは大きな意味がありました。互いに上下の関係ではなく、同志という関係であるので、フラットな関係で話ができる意味は大きいと思います。
・協業(仲間探し)
今回のプログラムの目的の1つして設定されていた大企業との協業というテーマでは、2社ほど継続的に討議をしましょうということになりました。
産前産後ケアに関するテーマはまだまだ一般には認知されていないこともあり、ビジネスとして取り組むためには認知啓蒙活動から必要であり、それを大手企業と一緒に取り組める可能性ができたことはほんとありがたいことです。
・グローバルの視点
海外からプログラムに参加している企業をみていると、スタートアップに国境はなく、グローバルな視点で活動することの大事さを実体験として感じました。日本だけの市場を見ているのではなく、最初からグローバルの市場を意識した活動がグローバルでは当たり前なのだと。

Plug and Playのスタッフの方たちに、ほんと感謝です。
1つのプログラムにいろんなタイプのビジネスがあり、スタートアップのステージも状況も異なるにも関わらず、1つにまとめて運営することは、ほんと大変だったと思います。いろんな人たちが支援して頂いていることを考えると、確実に市場へ出して課題を解決することを実現しなければならないと感じ、それが彼らの期待に応えて、恩返しだと思いました。

ハイキャリア女性の出産育児の課題調査について
知人のマーケティング調査会社にハイキャリア、高齢出産、最近子どもが産まれた(末子が3歳くらいまで)女性を対象に、10人にインタビュー形式で母乳や授乳、育児、仕事などに関する課題を調査してもらいました。本音ベースでどこに課題や悩みがあるのかを知りたいのですが、自分たちではなかなかリーチできなかったので、女性起業家であり、子育て中の知人にお願いをし、なかなか条件の厳しいところ、アウトプットを出して頂くことができました。ほんとありがとうございました。まだ分析まではできていませんが、第一印象としては、男性が家事、育児をしないことへの不満が顕著でした(笑

Newsletter 2020/02 vol.30

一進一退、だけど確実に前へ

2020年がはじまって1ヶ月。
計画を具体的に実行し始めたことで、少しは事業らしくなってきた感覚があります。それは話をしている相手の方の反応も少し変わってきたような気がしてます。その具体的な活動状況を報告させて頂きます。
「The First Diet for Life」を発行!
男性視点で授乳や母乳に関する課題を、社会科学と自然科学の視点から整理することで、授乳や母乳を女性だけの課題ではなく、男性も社会も考える課題にしようと考えています。
また、この分野を広く浅く学ぶことが難しいので、本書がその入門書の役割になればと期待しています。
出版社にお願いして本を作るとお金がかかるため、そんな余裕がないので自費制作という形態で本というカタチにし、自分たちの活動を発信することを優先しました。
読んでいただいた人たちからフィードバックをもらい、内容を充実させることができた時点で、より多くの授乳について問題意識を持っている人たちとつながることができるように、出版社を介して書籍化できればと考えています。
1冊 1,000円(税込)で販売させて頂きます。
もしご興味ある方、ご連絡下さい。
(本書の売上の一部を、母乳バンクの活動に寄付します)

READYFOR(クラウドファンディング)を計画!
昭和大学との共同研究がスタートし、出産されたお母さんと赤ちゃんからサンプルを採取し、データを解析しはじまりました。第1弾は10組の母子を対象としていますが、何らかの相関をみるためには、もう少し母数を増やす必要があり、合計30組のサンプルが必要と考えています。そこまでサンプルを解析することができれば、論文として発表できるのではないかと考えています。
そのためには、サンプルを解析するための資金が必要となるので、第2弾はクラウドファンディングを活用する計画です。
SDGsという文脈で企業とタイアップし、クラウドファンディングしようと試みましたがが、今回は不採択となり、単独で進めることになったのでREADYFOR社と企画を進めているところです。3月からスタートできるように計画しているので、皆様、ご支援ならびにSNSでの拡散についてご協力をお願いします。

妊産婦と助産師とをデジタルでつなぐ!
産前産後の課題の1つに妊産婦の孤立があります。この孤立を防ぐため、専門家が積極的に介入することで産後うつの発症率は軽減することはわかっています。しかし、現状は助産師と妊産婦との関係は点(ポイント)であり、常につながっている線や面ではありません。それをスマホアプリを活用することで、いつでも妊産婦と助産師がつながってる関係を作ることで、妊産婦の孤立を改善するきっかけにしたいと考えています。この仮説が有効かどうかをモック環境を作り、2月下旬から実証実験をはじめます。ようやく自分たちが得意なIT分野での試行錯誤ができるようになりました。

子育て領域のスタートアップな人たちの活躍!
経産省が主催する「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」で、子育てをテーマにスタートアップとして活動している知人が2名も受賞しました。
おめでとうございます。

ビジネスコンテスト部門グランプリ:
CI Inc.園田さん(病児保育Web予約「あずかるこちゃん」)
ビジネスコンテスト部門優秀賞:
アトピヨ赤穂さん(アトピー見える化アプリ「アトピヨ」)

日本で子育て領域はなかなかビジネスにすることが難しいと思っていましたが、この領域もお金が動き、ビジネスになる可能性がでてきたようで、こそらぼもチャンスかもと勝手に思ってしまいました。来年はこの舞台に自分たちが立てるように頑張っていこうと思いました。
勝負は3月!
今年の計画では3月が一つの山場になります。Plug and Playのデモデーが予定されていることと、READYFORのクラウドファンディングによるデータ解析資金の調達で、とても大事なイベントとなります。皆さんに協力させていただくことが多くなるかと思いますので、その際はよろしくお願いします。
一歩ずつ前へ、確実に進んでいます。