社会で産前産後ケアを考える重要性について

現代の子育ては、晩婚、高齢出産、共働きで、核家族という環境で行われており、様々な問題が複雑に絡みあって起きています。

晩婚・
晩産(高齢出産)

共働き

核家族

出産後、お母さんたちがは、出産前に他の子どものお世話をした経験がなく、我が子を育てなければならないというプレッシャーにさらされています 。

ぶっつけ本番

責任(重圧)

その結果、育児がうまくできているか不安であり、ずっと緊張状態が続いていると精神的に影響が出やすい状況になります。

気分の落ち込み

イライラ

その主な原因は、授乳が確立できない焦りと、周りを頼りたいのに頼れる人がいないということがあります。

・授乳が確立できない焦り

・頼りたい人が頼りにならない

社会課題として産後のお母さんたちを社会がしっかりケアする必要があります。

産後うつ
8%
(およそ7万人)

産後1年未満の自殺
40-50人
(死亡原因1位)

幼児虐待の増加
母親が加害者 60%

思想信条
おっぱい右翼
おっぱい左翼

Solution

【対話・サポート】
「coe(こえ)」
Powered by COSOLAB
産前からプレママ、プレパパとつながり、対話を通じて、出産、育児に関わる身体的、仕事面、生活などの不安に寄り添い、サポートする仕組み

【ワークショップ】
男性育休を取って、何をするの?
男性育休を取得して何をするのか、なぜ男性育休が今必要かを、全従業員を対象にワークショップを開催します。

【情報提供】
The First Diet for Life Project
「男性が子育てに参画すれば、社会が変わる」ということを実現するために、みんなで議論できる場を作り、行動しながら、より子育てしながら仕事がしやすく、生きやすい環境を作るための活動

「パパの戦力化計画 仕事と育児の板挟みにならないために
男性が育児をしようと思っても、職場の上司や同僚の協力が必要です。男性育休を取得して、何をしなければならないかをまとめてみました。

ママだけでなく、”パパ”もメンタルヘルスケア

常に、社会と繋がり、誰かが「声がけ」できる仕組み

核家族での育児、ママとパパだけが家庭の中で悩むのではなく、常に外部(社会)と繋がり、社会がいつでも手を差し伸べることができる仕組みを提供します。

  1. 定期的に、育児中のママ、パパは気分の状態をWebアンケートに回答
  2. 気分の状態をSNSで、パートナー、友だちにシェア
  3. パートナー、友だちとSNSでコミュニケーション
  4. 気分の状態をセルフチェック
  5. ママ、パパの気分の状態を専門家がチェック
  6. オンラインでカウンセリングを実施

育児に奮闘するママやパパが簡単なアンケートで気分の状態を記録し、SNSでパートナーや友だちに発信することで、パートナーや友だちが「大丈夫?」「何か困っていることない?」と声がけの機会を作り、「がんばってるね」と応援する関係を作ります。
また、専門家もかかわりカウンセリングにも対応できるようにすることで、本格的なメンタルヘルスへも対応できるようにします。
さらに、自分自身で気分の変化、メンタルの状態の変化を自らチェックすることができることで、ちょっと危ないと思ったら、アラートを発信し、誰かに助けを求めることで、産後のメンタルヘルスのトラブルを予防します。

(参考)
COVID-19により在宅ワークが増えて、家庭での仕事と育児の両立に悩むママ、パパが増加
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター2020
「新型コロナウイルス感染症流行に伴う乳幼児の成育環境の変化に関する緊急調査」速報版(結果の要点)vol.1」
http://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp/projects_ongoing/covid-19study/

(参考)
産前うつに関して産前から助産師が関わる有効性について
Dennis CL, Dowswell T :Psychosocial and psychological interventions for preventing postpartum depression. Cochrane Database Syst Rev. 2013 Feb 28;(2):CD001134.

(参考)
産後(の)うつは女性だけでなく、男性も罹患します。
Medical Online 第71巻 第3号,2012(343~349)
https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2012/007103/001/0343-0349.pdf