Newsletter 2022/09/01 vol.61

Newsletterも今回で6年目に突入!

Newsletterを書き始めた頃、自分たちに何にできるのか、どうすれば事業になるのか迷いながら、何もできていないが思いだけは常に伝えたく、毎月の活動内容を配信することだけを決めてスタートしました。現在もまだ迷いながら、どうすれば事業になるのかを考えているのは変わりませんが、社会の環境も共働き育児に目を向けてくれるようになり、男性の育児参画もかなり進んできたので、自分たちが考えていることに理解を示し、協力してくれる人が増えたと感じています。これは自分たちの努力というより、外部環境の変化による影響が大きいとは思いますが、社会課題を解決するできるのであればと思い、この流れにのっていきたいと思います。

「育児は男女共通の課題(仮称)」本はほぼ完成

5月下旬から書き始めた本は文章も図も大体完成しました。
ただ伝えたいことや伝え方はもっと冷静になって、掘り下げて考える必要があると感じています。もう少し細部に手を入れていきたいと思っているので、本当の完成にはもう少しかかります。年末に向けて、いくつか講演の相談を頂いているので、その時に話す内容ともリンクさせながら、ブラッシュアップしていきます。

もし今の共働き育児で感じている問題や話題があれば、まだ本に追加することができるので、個別にご連絡を頂ければ追加しようと思いますので、ご協力お願いします。

「coe(こえ)」に関するクラウドファンディング第2弾を計画

11月から「coe(こえ)」を持続可能なサービスにするため、月額寄付型のクラウドファンデイングを開始する計画をしています。昨年ご協力を頂いたクラウドファンディングで、300名の妊娠期から子育て中のママ、パパを支援しますと宣言し、現在260名を超えました。目標通り300名を超えた後、月額寄付型のクラウドファンデインングでご支援をお願いしたいと考えています。またご支援のお願いをすることになるかと思いますが、その時はご支援をお願いします。

これから年末にかけていろんなことを企画し、実証する計画をしているので、ご協力をお願いする機会が増えるかと思いますが、よろしくお願いします。

Newsletter 2022/08/01 vol.60

暑い日が続きますが、夏という感じですね。

このNewsletterも遂に60号となり、丸5年続けることができました。
まだまだ試行錯誤が続きますが、これからも頑張ります。

NEXs TOKYOに採択されました。

NEXs TOKYO(https://nexstokyo.jp/)とは、東京都が主催する広域展開を支援するスタートアッププログラムです。東京で創業し地方へ、また地方で活動していて東京への両方をサポートしてくれるプログラムです。地方から東京に来られる方々と丸の内にあるコワーキングスペースで交流することが可能となり、「coe(こえ)」を全国の地方自治体へリアルな接点を活用して、発信することが可能となりました。また、大きなホワイトボードがコワーキングスペースにはあり、リアルでホワイトボードを利用しながら討議することが可能となります。ぜひ、コロナが落ち着いたら、丸の内でホワイトボードを使って、ディスカッションしましょう!楽しみにしていますので、よろしくお願いします。

「育児は男女共通の課題(仮称)」本は9割ぐらい

概ね順調に文章を書き上げ、本になりそうな状態まできました。
いろいろ改めて考えていると、あれも言いたい、これも言いたいということが増えているので、これから伝えたいことを整理しながら、校正をしていきます。世の中が子育てに関心を持ってもらえるようになってきたことで、法律や制度などが変わり、社会も変わり始めているだけに、思いをしっかり伝えていきたいと思いますので、ぜひいろんな意見をお伺いできればと思いますので、こんな内容は書かれているか、こんな制度や仕組みがあるけど、知っているかなど、ご連絡いただけると、折角なので、ぜひ本に入れていきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。

「coe(こえ)」について

毎月コンスタントに20名ほど新規に登録頂き、250名ほどサポートさせて頂いています。
この調子で行くと、今年の10月ごろには昨年クラウドファンディングで掲げた目標300名を突破できる予定です。目標を達成できたら、次は出産、育児の孤立を社会のつながりで防ぐ仕組み「coe(こえ)」を持続可能なサービスにするために、月額支援型のクラウドファンディングを企画させてもらおうと考えています。こちら詳細が決まれば、ご案内させていただきますので、引き続きご支援お願いします。

まだまだ暑い日が続きますが、体調に気をつけて頑張りましょう!

Newsletter 2022/07/01 vol.59

6月末に梅雨が明け、夏本番。
暑い日も自宅でリモートワーク、何とか冷房を付けずに頑張っています。
(いつまで続くかは未定です)

「coe(こえ)」が「健やか親子21」に登録される!

6月末、厚生労働省が展開している「健やか親子21」に「coe(こえ)」が登録されました。ここに登録されたことで、地方自治体に活動するとき、少しはプラスになるのではと期待しています。「健やか親子21」に登録されたことで、少し「coe(こえ)」の利用者が増えたので、効果ありと勝手にワクワクしています。

健やか親子21(厚生労働省)

https://sukoyaka21-data.jp/search/projects/2923

「育児は男女共通の課題(仮称)」本の制作状況について

5月末から本の制作を始めて、1ヶ月。
大体言いたいことが文章になり、9割くらい文字にすることができました。
何となく本と言える感じになってきました。最も言いたいことはこれから文章にするので、いよいよ佳境です。

本になる前に、いろいろ意見を聞きたいことがあるので、討議に協力してくれる方、絶賛募集中です。こちらからお声がけさせて頂きますが、もしご興味ある方、ご連絡ください。この機会に、いろんな意見を反映し、子育ての課題を解決するアイデアをまとめて、実際に解決する活動に結びつけていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

今秋のイベントに向けて

秋のイベントラッシュに向けて、「coe(こえ)」をアワードやアクセラレータプログラムに可能な限りエントリーする戦略を実行中です。6月から8月の間に、7-8件エントリーする計画で動いています。採択されるかはわかりませんが、より多くの人に自分たちの活動を認知してもらい、一人でも多く協力者と出会えればと思っています。

自分たちの活動をはじめての人にわかりやすく伝えるために、本を作りながら、文字にしてみて、確認すると言うサイクルで、もう一段高みに上がるための準備を進めています。

今年の年末には、何か1つアワードが取れるといいなぁと思い、後半戦頑張ります。

Newsletter 2022/06/01 vol.58

またまた本を制作することにしました。

今回のテーマは、「共働き育児は男女共通の課題」とします。

今回は、出産、育児でWell-beingを実現するために、社会を構成するそれぞれの立場で何をしなければならないかを考えようと思っています。そして、多くの人たちに現状を知ってもらい、異分野でコラボレーションすることで、全く新しいアプローチで課題解決したいと思っているので、出産、育児に今は関係がない人でもわかりやすく、状況を説明するようにしようと思います。
また、育児だけでなく、少子化の課題についても掘り下げて行けたらと考えています。

もしこんなテーマを討議したいとか、こんなこと書いた方がいいのではないかと意見があれば、ご連絡ください。

3年ほど前に一度チャレンジしましたが、そこからまた3年活動し、特にコロナ禍でいろんなことが動き始めたこともあり、このあたりでこれまでの活動を振り返ること、これからやりたいことを文章にして、多くの人たちに知ってもらいたいと言う思いが強くなったので、本を制作することにしました。

前回のタイトルは「The First Diet for Life」とし、赤ちゃんにとって最初の食事である母乳についてあまりに知らないことが多かったので、自然科学、社会科学の側面から母乳および授乳、そして出産、育児を取り巻く課題についてまとめてみました。

(参考)noteマガジン:男性も「おっぱい」について学ぶとき
https://note.com/cosolab/m/m51847b7c0471

何社か出版社を回りましたが、反応がイマイチだったので、出版は諦めて、冊子として印刷して、名刺がわりに配布することして、配布しました。

もしご興味ある方、ご連絡ください。まだあと少しは在庫があります。

今回も出版できればと思っていますが、まずは原稿を書くことに集中します。
9月ごろには完成を目指していますので、できたら報告します。
いろいろヒアリングさせて頂くと思いますので、ご協力をお願いします。

今月は決意表明でした。

Newsletter 2022/05/01 vol.57

今年はゴールデンウィークを10連休にして、休養を意識して過ごしました。

年明けからかなりストレスフルな生活だったので、連休前半は何もせず身体の回復に努め、後半にはかなり疲労感が抜け、復活しました。

頭がスッキリしたところで、連休中、「DX CX SX」(八子知礼著)を読み、子育てとデジタル、そしてビジネスの関係を整理してみました。

「DX CX SX 挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法」
八子知礼著

この著書では、デジタル技術を活用することで、現在の事業をアップデートし、デジタルな事業へと変革する必要性とその方法論を解いています。現状を「DX1.0」とし、デジタル化することを「DX1.5」、さらにDX1.5を活かして「デジタルツイン」を実現し、リアルなことをデジタルな空間でシュミレーションを行い、新しい価値を提供することを「DX2.0」と定義しています。

この考え方に基づいて、こそらぼの現状を整理してみました。

  • DX1.0  

出産、育児および子育て支援は、子育てで大変な人たちを助けてあげたいと思っている人がたくさんいますが、子育ての当事者から大変ということが発信されにくく、育児が始まると目の前のことで精一杯となり、助けを出しづらいため、子育ての当事者と助けたいと思っている人や事業者とをマッチングできていない課題があります。また、子育て支援は、リアル対面を基本とした手を差し伸べるタイプのサービスや事業が多いため、支援できるエリアが限定的で、広域で提供するという発想があまりありません。

このような課題に対して、「coe(こえ)」を提供したことにより、子育て当事者と応援団とをLINEを通じてデジタルでマッチングし、コミュニケーションをデジタル化したことで、エリアという概念を超えることができました。そして、地方自治体の協力を得ることができたことで、子育てに関するステークフォルダーをデジタルで繋ぐことも可能になりました。

・DX1.5
「coe(こえ)」を通じて、子育て当事者である利用者と応援団がテキストで会話することで、会話の内容をデータで蓄積でき、分析が可能な環境ができました。
今後は、会話の状況から、虐待や産後うつの予兆を応援団が察しつつ、その会話のデータから「喜怒哀楽」の状態を層別化することで、虐待リスクや産後うつの発症リスクなどを会話のコンテクストから予測可能になると考えています。このあたりの開発を次は設計していきたいですね。

  • DX2.0

「coe(こえ)」の利用者と応援団のコミュニケーションから虐待や産後うつのリスクを評価できるようになれば、その次にやるべきことは、デジタル技術を活用したリスクに関する可視化とソリューションの開発であり、これがまさに新しい事業へのチャレンジとなります。これは以前から検討を進めている母乳の状態から健康状態を評価できないかというアプロートであり、母乳の状態から抑うつ状態がわかれば、従来の自己申告や問診などのアナログなアプローチでなく、「coe(こえ)」の会話から抑うつ状態を察し、母乳を検査することで、「少し休憩したほうが良い」というドクターストップをかけることができ、深刻な状態にならずに済むのではないかと思います。
また、コミュニケーションをデジタルにしたことにより、地域に限定して活動している子育て中の人たちを応援したいと活動している人や事業者に誘導することが可能になり、なかなかマッチングできない課題も解消できるのではないかと考えています。
これだけではデジタルツインとはならないため、DX2.0の世界についてはもう少し掘り下げて考える必要があり、まだ考えるべき課題が残っています。

これまで出産、育児の課題をイノベーションで解決すると言いつつ、なかなかイメージを伝えることができずに苦戦してきましたが、DX2.0という考え方をもとに、頭を整理したことで、かなりクリアになりました。

これからやるべきことは、これまで考えてきたことと変わりませんが、構造的に整理することができたので、より多くの人たちを巻き込み、スピードを加速できるのではないかと、ちょっとワクワクしています。

ほんと前進あるのみ!そして、「coe(こえ)」の利用者が増え、この整理した考え方をもとに、DX2.0の世界を現実のものしたいと思った連休でした。

Newsletter 2022/04/01 vol.56

いよいよ4月。
今年はノートに活動計画を書きながら、毎月どのように過ごすかを考えて、行動しています。いくつかのテーマが並行して進んでおり、その中でも新しいテーマが「離島に子育てを学ぶ」です。産前産後に起こる課題解決も重要なことであり、この課題解決はこれまで通り取り組んで行きますが、そもそも子育ての課題の先にある課題は何だろうと考えた時、少子化という問題が近いところにあるが、まだあまり踏み込んで取り組んでいる人が少ないテーマだなぁと思っていたところ、出生率の高いところ、低いところの資料をみて、興味をもったことがきっかけとなり、実際に行動を起こしてみることにしました。

離島に子育てを学び、少子化を考える

実は今も離島は出生率が高く、今回訪れた多良間島(沖縄県)は数年前まで3.0を超えていました。そんな離島になぜ出生率が高いのかを学ぶことで、日本の少子化対策に関するヒントがあるのではないかと思って、多良間村の伊良皆村長に会いに行きました。
多良間村は宮古島から西へ60kmほど行ったところにある離島で、人口1124人です。この多良間村は、内閣府が発表している1980-2000年の20年平均の出生率が3.15で日本一の出生率が高い自治体とされています。また、「日本で最も美しい村」にも選ばれている村です。

多良間村は、多良間島と水納島から構成されており、宮古島から飛行機かフェリーで行くことになります。

今回、多良間村に提案してみた内容は、こんな感じです。

妊婦健診をオンラインで

多良間村には診療所はありますが、病院がないため、妊婦健診は2ヶ月に1度、宮古島へ行くことになります。健診と健診の間を、オンラインで助産師がサポートしたり、両親学級なども開催することで、出産育児をサポートするモデルを、オンラインを活用することで実現することで、島民の出産育児の不安をサポートするモデルは成り立つかを提案しに行きました。また、通常、妊婦健診に関しては沖縄県が14回分の検診チケットを配布しているので、実際に健診で利用するチケットは半分くらいで、残りの半分をチケットを活用することで自治体としての新たな負担はなしというところがポイントになります。

地域の濃い関係とオンラインの緩い関係

離島は人間関係が濃密で、みんなでいろんなことができる反面、すべてみんなが知っているという状況になり、あまり周りに知られたくないことを気軽に相談できる関係がないということが課題ではないかと考えています。直敵的な関係でない、間接的な関係で相談できる「coe(こえ)」のニーズがあるのではないかと思い、提案してみました。

研究テーマとして、離島に子育てを学び、少子化を考える

本題であるこのテーマについて研究を進めたいので、協力をお願いできないかと打診してきました。現時点で多良間村は以前のように出生率が高くはなく、人口減少が進んでおり、出生率がなぜ下がっているかを調べる必要があるという課題をお伺いしました。多良間村の子どもたちは中学を卒業すると、島に高校がないため、高校進学のタイミングで島を離れてしまい、その後戻って来ないため、人口減少が進んでいます。人口減少を止めるためには、島外に出ていかなくても教育を提供するか、島外からの移住者を増やすかの政策が必要となります。そのためには島の魅力を外部へ発信する必要があり、そのためには何が魅力かを理解する必要があり、多良間村の魅力を掘り下げるところから考える必要がありそうです。多良間村には、「守姉」という風習があります。「守姉」とは10歳くらいの女の子が兄弟や姉妹でない赤ちゃんの面倒を見るという仕組みです。子どもの時に赤ちゃんのお世話をすることは、自分が子どもを育てるとき、ぶっつけ本番にならずにすみ、今まさに現代の都市での子育てに欠けていることです。

この多良間村は現在も都会の出生率と比較すると、2人を超えているので、出生率は高い方であり、学ぶべきところはたくさんあります。
調査研究のテーマとしては、出生率が高い理由と出生率が低下した理由の2点であり、多良間村としてどんな魅力があり、それをどのように発信するかを考えることがアウトプットとしてのゴールとなりそうです。

今回の宮古島に数日滞在していたので、実は宮古島市の健康推進課にも飛び込みで訪問し、「coe(こえ)」の紹介に行ってきました。新規の飛び込み営業って何年ぶりだろうと思いながら、窓口を訪問し、「coe(こえ)」の説明をして、窓口でチラシを案内してもらえないかと相談してきました。チームの中で検討してみますとのことでしたが、いきなりの訪問者だったので、どうなるかわかりませんが、一つでも多くの自治体で案内してもらえるといいなぁと思っています。

Newsletter 2022/03/01 vol.55

まずは「coe(こえ)」の進捗から

昨年10月からサービスを開始している産前からLINEを通じて出産、育児を応援するチーム「ceo(こえ)」の利用者が100名を超えました。2月だけで50名の新規登録を頂き、少しサービスに勢いがでてきた感じです。クラウドファンディングでコミットした300名をサポートすることを達成し、年末には3000名を応援したいと思っているので、多くの人たちに知ってもらう活動をします。

ラジオ番組に出演

2月14日に人生で初めてラジオ番組に出演しました。Tokyo FM「The お仕事ラッド」という稲垣吾郎さんがパーソナリティを務める番組です。この番組に3分ほどですが、生放送でお話しさせて頂きました。多くの人が聴いていると思うと、緊張しますね。また、稲垣吾郎さんと実際に電話越しですが、お話していえると思うとさらに固くなり、口がうまく動きませんでした。公共の電波を使い、「coe(こえ)」の紹介をさせてもらうことができました。

また、この放送を聴いていた知人より、すぐに「聴いていました」とメッセンジーで連絡を頂き、ラジオ番組に出演したことを実感。そして反応があり、嬉しくなりました。

蛇足ですが
メディアに出ている人たちは視聴者が聴きやすい話し方を心得ており、話し方がスムーズでやはりプロだなぁと実感しました。

https://www.tfm.co.jp/trad/oshigoto/index.php?catid=4133&itemid=185547

オンライン展示会イベントに参加

「DMMフェムテックオンラインイベント」(2/16〜2/18)に、女性活躍、就労支援などの文脈で、「出産、育児」、「男性視点」というテーマで出展しました。このイベントのメインのテーマは、フェムテックであり、多少変化球かと思いましたが、個人的にはいろいろ学ぶ機会が多かったです。
オンラインイベントということで、自社のブースに来場していただいた方のログが残り、どこまで興味を持ってもらったかを、管理画面から見ることができ、その人たちへもコンタクトすることが可能な仕組みになっていました。これまでリード獲得とかナーチャリングとか概念的かつ感覚的に活動してところが、仕組みとして捉えることができ、実際にリードとしては7−80名ほど獲得することができました。そして、福利厚生サービスを提供する会社とは具体的に話が進みそうなので、これからが楽しみです。

子育ては「離島に学ぶ」

今、「NOROSI」というアクセラレータで、渋谷区や神戸市に向けて出産、育児のサポートをデジタル化し、市民が参画しやすくして、みんなで子育てできる社会を実現するための仕組みを提案する準備を進めています。この提案準備の過程で、「出生率」について調べたところ、渋谷区は日本で出生率が低い自治体ということがわかりました。では、逆に出生率が高い自治体はどこかを調べたら、沖縄県多良間島や東京都神津島などの離島でした。子育ての課題は、当事者の身体的、精神的な負担だけでなく、社会としては少子化、人口減少という当事者が見えない課題への対応が必要となります。その時、なぜ離島では、多くの子どもを育てることができるのかを、少子化を考えるヒントがあるはずだと考え、「離島に学ぶ」という活動を進めようと、準備をはじめました。
そして、離島に学ぶだけではなく、離島で不足しているものを、都市部から提供することで、相互にやりとりできる関係を作り、離島も都市部も現代の出産、育児をアップデートする仕組み、モデルを作ろうと考えております。

思いついたら行動ということで、3月末に沖縄県多良間村の村長を訪問し、提案することになりました。この結果、また報告させて頂きます。

まだまだビジネスになりませんが、いろんな人に課題を知ってもらい、活動に共感を頂く機会が増え、前に進んでいると思っていますので、自分のペースとなりますが、進めていきますので、ご協力よろしくお願いします。

Newsletter 2022/02/01 vol.54

1月もあっという間に過ぎて、もう2月です。

今年は計画的に活動をしていこうと思い、手帳でやりたいこと、やらなければならないことを書き込みながら、進めています。

今年やりたいことの1つに露出を増やすことを挙げえており、2月にオンラインイベントに参加することにしました。

2月16日から開催されるDMMオンライン展示会「フェムテック推進EXPO ONLINE」に参加させて頂きます。もし良ければ、ご参加ください。

「フェムテック推進EXPO ONLINE」 
2022年2月16日から18日

https://exhibition.showbooth.dmm.com/events/femtech2202/

このイベントの中で、会社紹介を目的とするピッチの機会を頂き、今その準備を進めています。これまで何度かピッチをしてきましたが、本当に難しい。なぜなら、参加者の状態によって、言いたいこと、伝えたいことが変わり、それをどう伝えたらよいかが決まらないからです。いつも悩み、うまくできません。

上手い人のピッチを見ていると、伝えたい情報がクリアで、説明の順番や内容に違和感を感じることなく、すっと入ってきて、それいいねという感じになります。このような感覚に聴衆をするためには、どうしたら良いのかを、今回もチャレンジしているところです。

そこで、今回はシンプルにいこうと思い、構成を考えはじめました。

原点に戻って、自分たちは何がしたいのか、何を実現するために活動しているかから始めました。そうしたらいくつか気づきがあったので、それらの気づきを今回は整理してみようと思います。

1)共感を得るためには、実現したい世界観が必要

出産、育児に関する大変さを多くの人たちに知ってもらいたいと思って、現在起きている事象をどこからか数値を引っ張ってきて、「ほらっ、どうだ」とばかりに説明しても、理解は示されるが、共感や巻き込むという次のアクションに結び付きません。課題を認識してもらって、次のアクションに結びつけるためには、共感が必要です。そのためにはネガティブな課題を認識した上で、それを解決すれどんな世界があり、その世界を実現するためにどのように目指しているかを示す必要があるということを、改めて考えたことで気づきました。

2)社会を巻き込み課題を解決したら、どんな世界が来るのか

出産、育児に関して、社会を巻き込み仕組みで解決することを手段とするならば、その目的やゴールは、今は「大変、大変」と当事者が感じ、耐えるしかない状況ですが、次にやることは「大変だけど、楽しい」と言える環境を作ることであり、最終的には「楽しくて、大変」という社会を作ることであると、整理しました。

3)これからの世代の人たちへのメッセージ

これから出産、育児を始めようと思っている人たちが、ワクワクするような世界観を示さない限り、子育てをやってみたいと思えません。基本的なことですが、今の出産、育児の課題に取り組んでいる人たちは、課題を多くの人たちに認識して欲しいという思いから、実現したい社会のイメージを十分に発信できていないように思います。これは私も反省しなければならないと思いました・

4)全ての人が自分ごととなるようにするためには?

出産、育児の課題を解決するためには、社会の巻き込みが必要です。しかし、まだまだ出産、育児は女性が中心であり、男性のかかわりは理解されていないように思います。しかし、共働き育児をストレスなく行うためには、育児における男性の位置付けを周りに理解してもらう必要があります。そのためには、この課題を当事者だけでなく、周りの上司、部下、同僚が「自分ごと」として考える必要があります。これが非常に難しく、なかなかクリアできない課題であり、ここを重点的にクリアするため、活動しなければならないと再認識しました。

5)すべての人が自分ごとにするヒントあり!

このように考えていた時、フェムテックの文脈で広告業界の第一線で活躍されている方と打ち合わせさせて頂く機会があり、そこで出てきた言葉が「男女共通の課題」という言葉でした。
そこから「共働き育児は、男女共通の課題です。」という表現が、非常に納得感のある言葉であり、産前産後というと女性の課題であり、男性という文脈を連想させることが難しく、育児という言葉も育児に参画する男性は増えていますが、世代によっては少し関わっただけ、メインではなく、サブというイメージであり、今のようにガッツリ関わっているという前提のイメージが作れませんでした。しかし、共働きの世帯が増え、男女ともに仕事をする時代になり、育児を始めると考えたら、産前から女性も男性も準備が必要だと気づくような気がしました。

言葉の力、やっぱりすごいですね。

今回のピッチでどんな反応を頂くことができるか、少し楽しみです。

また撃沈されるかもしれませんが、それはそれで新たな気づきであり、次につなげていきたいと思いますので、前進あるのみです。

もしお時間が許すようであれば、こちらのオンラインイベントにご参加ください。