新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
2017年1月に株式会社こそらぼを設立し、共働きで子育て中の世帯の課題を解決することを目標に、1年間活動してきてきました。
まず2017年にどんな活動をしてきたかを振り返ってみると、子育ての課題はそれぞれの家庭で異なり、多種多様で、その大変さを感情論ではなく、一般論として話し合うことが難しいことを実感しました。だから、子育ての課題を議論するために、課題を抽象化して捉える必要があると考え、現状の課題を経済(お金)の壁、意識の壁、時間の壁と3つに分類することから始めました。その結果として、現在の一番の課題は「時間」であるという仮説が出てきました。特に子育てをしながらの共働きでは、パパの時間に対する考え方を変える必要があるという考えに至っています。
2017年の活動の結果を、一言で言うと
子育て✖️共働き → パパ✖️時間
一方、子育ての課題を解決するための具体的な活動としては、下記の3つを行いました。
1)iPhoneアプリ「こそらぼ」の試作
半径2kmで行われる地域のイベントや場所を地図でiPhoneで探すことができるようにアプリを試作しました。実際にアプリを利用している人たちから感想を
伺い、一定のニーズはあることがわかりましたので、どのようなビジネスモデルが最適かを検討していこうと考えています。
2)Newsletterの配信
Newsletterは起業するときにご相談させて頂いた方々に、こそらぼがどのようなことに取り組み、どんなことを考えているかを定期的に報告させて頂くことを目的に始めました。
またこそらぼの活動を進めていく過程で、地域でこども食堂やプレーパークなど子育て応援活動をされている方々がたくさんいることを知りました。そして活動されている方たちが非常に熱い思いを持って活動されているが、なかなか子育て世代に届いていないと感じたので、自分たち目線で紹介するようにしました。
3)こそらぼ交流会
春と秋の2回、ママ友と地域で子育て応援事業をされている方に集まって頂き、子育ての課題をざっくばらんに話す機会を作らせて頂きました。そうすることで、具体的な課題を直接いろんな方から伺うことができ、子育ての課題をパターン化し、一般的な議論ができるようにするための基礎的な情報を収集することができました。
2018年における思い
共働きかつ子育て世代が、こどもと楽しく過ごせるようにと言う目標に対して、大きく2つのポイントで活動していきたいと考えています。
1)子育て世代の課題をリアルに捉え、みんなで議論できるようにする
子育ての課題の多様性を抽象化し、みんなで議論し、解決する方法を考えることができるようにしたいと考えています。2017年末にたどりつた結論の1つに、共働き子育て世代の課題が発生する原因は、パパもママも家庭があり、仕事がありと言うことが一般化していることで、下記の2つのポイントで課題が発生しているのではないかと仮説を立てています。
a)パパの育児参画によって、いろんな人たちとの「情報共有」が課題
b)ママの社会参画によって、「家事」「育児」「仕事」のウェイト、バランスが課題
この仮説を検証するために、1000人規模でのアンケートを実施し、現在の子育て世代、特に共働き世帯の課題をリアルに捉えていきたいと考えています。
2)子育ての楽しさを発信できるようにする
シンプルに、こどもと一緒にいると楽しい!!
ただ仕事や家事などの制約が重なると、イライラすることが多くなります。2017年はこのイライラの原因をどのように解決するかばかり考えてきたが、今年は基本に立ち返り、そもそもこどもと一緒にいると楽しいものだと言う視点で行動していきたいと考えています。
共働きで子育てをしている人たちがどんな工夫をして、こどもとの時間を作り、どんなことをして楽しんでいるのか、またこどもたちにどんな機会(チャンス)を提供しているかを聞き、そのノウハウをまとめていきたいと思います。
今、こそらぼが取り組んでいることがすぐに収益を生むものではないかもしれませんが、子育てをしならがら、活き活きと仕事もできるパパとママが多くなるように活動を継続していきたいと思います。引き続き、ご協力並びにご意見を頂戴できますようよろしくお願いします。
2018年元旦