ヘルスケアイベントでピッチ!

経済産業省主催ヘルスケアミートアップイベント
~支援側の企業によるリバースピッチ~
日時:2019年3月4日(月)18:00-
場所:日本橋ライフサイエンスビルディング

今回のイベントはVCがスタートアップ企業向けにピッチをするのがメインの企画ですが、急遽スタートアップもピッチすることになり、経済産業省の方からピッチに参加してほしいと依頼を頂戴し、ピッチさせて頂くことになりました。


Newsletter 2019/03 vol.19

いろんなことが動き始めました!

◼️パパの母乳育児に関する意識調査の結果を集計
先日実施したパパを対象とする母乳育児に関する意識調査から、下記のようなことがわかりました、

1)パパの母乳育児に関するが知識が不足していることを感じました。
当然だと思いますが、母乳のことをちゃんと考えたり学んぶ機会は、これまでほとんどなかったので、一般化していることや最近の研究成果などを理解している人はほとんどいませんでした。私たちが対象とする母乳中の細菌については認知度が低く、きっちりと啓蒙していく必要があることを実感しました。

2)母乳検査の結果が悪い状態のときに直接ママに結果を返さず、第三者を経由して返せないかと考えており、パパに協力してもらえるのかについて聞いたところ、多くのパパが仲介してもらえそうという期待がもてました。

遺伝子検査サービスで疾患リスクを判定するときに議論されたのと同様、母乳の検査結果で何らかの疾患が疑われる場合、どのように対処するか大きな課題があります。基本的に、当社が提供するサービスは診断ではないため、「〇〇の疾患です」という回答はできませんが、他の人たちの母乳と比較して、明らかに異なる場合、何らかの異常を疑う必要があり、どのようにその異常性を伝えるかという問題があります。

子育てがはじまったママとパパは密にコミュニケーションをとり、連携して子育てをするという傾向を以前アンケートを実施したときに、8割くらいの人たちが回答されていたので、今回想定しているケースでもパパの存在は大きいと考えています。

3)パパ目線で母乳検査に求めるものは、価格よりも何がわかるのかという現実的な視点が重視されることがわかりました。

まだメタゲノム解析を使った母乳検査は解析コストがそれなりにかかります。その費用に見合ったアウトプットと期待に応えることができるのかが課題で、それを解決するため、パパ目線でどんなところをポイントとするかが気になり、聞いてみました。価格も気になるけど、それよりも何がわかるのかが重要だと答えた方が多く、サービス仕様を考えるとき慎重に検討しようと思います。

4)およそ10%の人たちは母乳検査を利用しないと回答があり、ある一定数の人たちは利用しないということがわかりました

アンケートではなぜ利用しないかまで聞くことができませんでしたが、ある一定数はサービスをそもそも検討しないという層があることを認識しました。
また、一部のママからも母乳の状態を可視化できたら困ると言われたので、市場規模を考えるとき、頭の片隅においておこうと思いました。

◼️実際に母乳をサンプルとして提供頂き、メタゲノム解析とトライアルで実施

1月末に数名のママたちに協力をお願いし、実際に母乳をサンプルとして提供してもらい、その母乳を次世代シーケンサーにかけて、DNAを抽出し、どんな細菌が存在するのかを調べました。

現状の次世代シーケンサーは他の細菌叢を分析するためにチューニングされており、現状のままで母乳を解析できるかは、やってみないとわからないと言われていて、内心どきどきしてましたが、実際に解析することができたと連絡をもらって、ほっとしました。

またメタゲノム解析の結果をみると、細菌の種類も分布の割合もそれぞれ異なる状態であることを、論文ベースではなく、実際に確認することができ、ちょっと興奮しました。実際はこれからデータから、一般の方がわかりやすレポートを作成し、母乳の状態を伝えるという一番重要でかつ難易度が高いところにチャレンジすることになります。
正直ちょっと悩んでおります
◼️ヘルスケア関連のイベントでピッチの機会を頂きました。

下記のイベントにて、スタートアップの1社としてピッチに参加してほしいと相談を頂き、参加させて頂くことになりました。

経済産業省主催ヘルスケアミートアップイベント
~支援側の企業によるリバースピッチ~
日時:3月4日(月)18:00-
場所:日本橋ライフサイエンスビルディング

現時点でにアイデアをまとめて、チャレンジします。

Newsletter 2019/02 vol.18

2019年、勝負の年!!!

1月は「母乳フローラセルフチェックサービス」をサービスとして提供するために、やるべきことを確実に実行し、検証しようと考え、久しぶりに「ビジネス・キャンバス」という手法を使って、ビジネスモデルの整理を行いました。そうすると「顧客の課題」に対して授乳中のママと医師や助産師などの専門家の課題は想定できたのですが、パパも顧客でありそうだけど、授乳期のパパの課題がイメージできず、私も経験したはずなのですが、すっかり忘れてしまっていたので、パパ経験者に授乳期の課題について聞くしかないと思い、アンケートを実施しました。
アンケートにご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。

1)パパの母乳育児に関する意識調査を実施
パパを対象に授乳期、特に母乳育児について調査する必要があると思ったのは、3つの疑問があったからです。1つは母乳育児に関してパパからママへはなかなか言い出しにくいことと思っており、各家庭では実際はどうなんだろうという疑問です。
もう1つはたくさんの情報が簡単に入手できる時代、パパは知識として新生児のときの影響が成人したあとにいくつかの疾患に影響があるということを知っているいるが、授乳期のわが子のためにも何とかしなければならないと感じているが、どうすればよいか悩んでいる人がいるんじゃないかなぁという疑問です。
3つめはパパからママへ母乳について話をするにも、ある程度知識が必要であり、断片的な知識ではうまく相手に伝えられないし、変な不安だけを煽るのも良くないと考えたとき、パパはどれくらい母乳育児について知っているのかを知りたいと思ったからです。

ママの母乳を対象に母乳フローラ(細菌叢)をメタゲノム解析することをサービスを提供するにあたって、ママだけが漠然とした不安から検査を受けても、相談する相手(パパ)がきっちりと課題を受け止める必要があると考えています。これは前回のアンケートから子育ての課題はママは実母の次にパパへ相談する人が多いことがわかり、7-8割のパパがよくママから相談を受けていると回答があったことがベースにあります。パパもしっかりこのサービスについて理解頂きたいと考えており、いざというときにパパを介して母乳フローラの結果をママへ伝えることができるかどうかを確認したいと考えています。

今回のアンケート結果は集計し、質問項目に関して現在どのような見解があるのかも含めてまとめる予定です。レポートが完成し、報告できるようになるまで今しばらくお待ちください。

2)母乳にメタゲノム解析を開始
1月下旬、4名のママに協力を頂き、母乳をサンプルとして提供頂き、次世代シーケンサを用いてメタゲノム解析を開始しました。
ご協力をいただきました方々、本当にありがとうございます。感謝、感謝です。

今回はサービス開発において、一般の方が検査するためにサンプルを採取する方法や子育て中のがママがサンプルを送付するときどのような方法が最適な方法かを検証するとともに、実際に母乳を次世代シーケンサで読めるかどうかという技術的なところに重点をおいて検証を行っています。

技術的な検証が終わることで、医師や研究者を対象とした母乳フローラに関する解析をご支援することが可能となり、母乳に関する母乳フローラを研究されている研究者をご支援させて頂けます。

ただ一般の方を対象とする場合は、解析結果からどのように検査結果をフィードバックするかが重要と考えており、まだもう少し時間をかけてじっくり検討する必要があると考えています。
いろんな方々のご協力をいただきながら、世の中にない新しいサービスを市場に提供できるように邁進してきますので、引き続きご協力、ご支援、アドバイスよろしくお願いします。

Newsletter 2019/01 vol.17

2019年、勝負の年!!!

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
こそらぼではプロダクトも定まり、どう展開するかというタイミングとなり、今年は勝負をかけていきたいと思っています。
本年はプロダクトの展開を確実に実行するとともに、データから新たな可能性を見つけることにチャレンジしていきたいです。

1.母乳フローラセルフチェックサービスのローンチ
2018年に検討を重ねてきたサービスをいよいよ本格的にサービスとして展開し、母乳のフローラの状態を把握します。そのためには、まずは数名から生体サンプルを提供頂き、技術的にデータ化できるかを確認し、どのような方法で採取し配送して頂くかを検証し、確定します。そして、実際にサービスを一般の方々へ提供し、母乳のフローラの状態を知ってもらい、自らの母乳の状態を理解し、食生活やライフスタイルについて考えるきっかけを与え、改善してもらい、元気な赤ちゃんの成長を応援します。

2.収集データの質(Quality)にこだわる
少人数単位(グループ)で母乳フローラを解析を行い、参加している人たちのライフスタイルに関する情報と組み合わせ、データに対する解釈を深めることができます。データを蓄積し、解釈を与えることで、より良い母乳に関する基準を策定します。
本年はサービスの利用者の数量よりもどんなデータがあれば、データから健康な母乳と言えるのかに注力し、活動しようと考えています。

3.産前(妊娠期)からのライフスタイルを変革することへのアプローチ
母乳フローラを調べるのは産後であり、そこから食事だ行動変容で母乳の状態を制御することはまだまだ難しいことが分かっています。なので、「健康な母乳を作る」というテーマに対して、産前(妊娠期)からママやパパになる人たちの意識を変えて、行動を変える仕組みを作ることにチャレンジします。「食事のバランス」と「仕事の負荷状況」、「睡眠の状態」から、その人のライフスタイルを評価できるようにし、出産までの間にどれくらい意識して基準値に近づけるかを支援する仕組みを作りたいです。

4.積極的な情報発信と啓蒙活動
産前のケアをしっかりしなければならないと思っている人が増えてきています。データから新生児の体重が低体重化していることが指摘されており、これは母親の栄養状態が胎児に影響しているのではないかと言われています。
多くの女性は過剰なダイエットや仕事が多忙で食生活が乱れ、また食事のバランスが崩れていることが課題ではないかと考えられています。ただ、妊娠期は健康な赤ちゃんが無事に産まれてきてほしいと願うことに頭がいっぱいで、産まれてきてからの母乳が健康かどうかということまで意識がまわっていませんが、その重要性を根気よく発信していきたいです。

また、世界では同様に低体重化する新生児に対することを問題視しており、何とかしていこうという動きがありますが、問題の原因は日本とは異なりますが。

5.ビジネスコンテストで勝つ
昨年はビジネスコンテストに参加するだけでしたが、今年はサービスをローンチし、ビジネスにリアリティをもったアピールができるようにし、ぜひともビジネスコンテストでは優勝できるように頑張ります。
ただビジネスコンテストはあくまでイベントであるので、それに勝てるくらいに洗練されたビジネスモデルを創り上げることに注力ます。

本年はこれまで考えてきたことをいよいよビジネスとして展開するので、ドライブをかけて仕掛けますので、どうぞ引き続きのご協力をよろしくお願いします。

2019年 元旦

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

これまでいろいろ考えてきたことをいよいよカタチにしてビジネスになるかを勝負する年にしたいと考えております。
皆様のご協力のほどよろしくお願いいます。

2019年 元旦

Newsletter 2018/12 vol.16

2018年を振り返って

今年ももう12月、今年の振り返りをしてみたいと思います。
こそらぼとしての活動を開始して、はや2年。
「男性が子育てに参画すれと、社会が変わる」をテーマにこれまで活動してきました。また子育ての課題をビジネスとして解決することにチャレンジしています。

今年はいろんな人にお会いする機会が多く、たくさんのアドバイスを頂戴することができたことに感謝、感謝です。まだビジネスらしい「もの」はないにも係らず、アイデアに耳を傾けて頂き、時間を頂けたこと、ほんとにありがとうございます。この貴重な時間を来年は価値に還元していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

■今年の目標に対して
今年、母乳の検査、状態を知れるようにすることをサービス化することを目標にあげました。
サービス開始まではちょっと届きませんでしたが、予約販売までは何とか実現できそうなところまできました。母乳フローラ検査をサービス化できれば本当に世界初となります。(栄養だけを検査するサービスは本年11月に他社がリリースされましたので母乳の検査では一番ではありませんでした。)

■活動について
・1000人を目標にヒアリングを実施
3月下旬から母乳の検査サービスが本当に事業になるのかを知るために、1000人にヒアリングしてみたらと、長年創業支援をされている方からのアドバイスからスタートしました。11月末時点で365名と直接お会いしてモデルの説明をさせて頂き、反応を頂きました。
実際にお会いした人の数は手帳に記すようにすることで、どんな人にお会いしたかを記録し、タイプごとの反応を整理できるようにしています。

50名くらい:どんな事業かを簡単に説明できず、状況だけを説明してるだけで、何を依頼しているのかが不明確であったと思います。
100名くらい:どんな事業なのかを説明できるのうになり、協力者が現れました。ビジネスモデルの検証をお手伝いして頂く起業家に出会うことができ、アドバイスを頂きながら、どうすればビジネスになるかを一緒に考えて頂きました。
150名くらい:実際に事業に参画したいというサイエンティストと出会うことができました。
300名くらいで:ビジネスコンテストにエントリーし、ピッチの機会を頂くことができました。
・ママ、パパへのアンケート調査を実施
9月下旬から10月上旬でママ経験者、パパ経験者を対象に育児に関するアンケートを実施し、合計100名以上の方にご協力を頂きました。
母乳の質に関心があるママは84%に対して、母乳の検査をしたママは0%ということが分かり、ニーズに対する仮説を検証することができたことは非常に大きな一歩であったと思います。

・ビジネスモデルを検証
有名な起業家に協力を頂き、母乳の検査サービスを事業化するために協力を頂きました。
はじめはサイエンスを検証する目的でエンジェル投資をお願いしたところから始まり、ビジネスとして成立するのかを1つずつ検証することに協力を頂きました。現状の検査サービスだけではやはりビジネスとして発展させることは難しいため、違うアプローチでビジネスがスケールするモデルを考える必要があることを認識しており、現在はここに注力して頭を使っています。

・Webサイトを刷新
創業時に事業内容の紹介を目的に立ち上げたWebサイトを、これから実現したい「母乳フローラセルフチェックサービス」の説明に重点を置き、これまでの活動内容を説明できるようにしました。
情報発信を積極的に行い、認知度を高めて、アクセス数を増やすことが課題です。

■本年、まだやること
・はじめてのビジネスコンテストに参加!
12月4日の「Health2.0 Asia-Japan」でLightning Pitchに登壇予定
・実際に最近赤ちゃんが生まれたままに母乳をサンプルとして提供してもらって、テストシーケンシングルを実施する予定

・母乳セルフチェックサービスの予約販売を開始
12月20日ごろ予約開始を目標に準備を進めています。
まだまだビジネスとしてスケールできるモデルを描くことができていませんが、来年はいよいよ自分たちが考えたモデルを実証することになります。
引き続きご支援のほどよろしくお願いします。

Newsletter 2018/11 vol.15

アンケートの結果について

先月号でアンケートを実施しますとお伝えしたが、今回は結果を報告させて頂きます。
ご協力をいただきました方々には感謝しております。本当にありがとうございました。
今回のアンケートでは母乳に関する質を調べることにどれくらいの人が関心があるのか、またママとパパの赤ちゃんと子育てに関する状況を調べることを目的に実施させて頂きました。ママ向けが63名、パパ向けが44名にご回答を頂くことができました。
※アンケートに関する詳細のレポートはWebサイトに掲載しています。http://cosolab.com
アンケートの結果から6つの気づきを得ることができました。

1.母乳の質(状態)を気にしている人は多いが、実際に調べた人はいない。
ママに母乳の質について気にしていたかと訊いたところ、85%の人が気にしていたと回答されました。しかし実際に検査した人は0人でした。現時点では調べる方法が医療機関以外にないため、簡単に調べることができないのでこの結果は想定通りです。ただ、この母乳の質を検査することを事業化しようとすると、意識から行動へ移す仕掛けが必要となるため、工夫が必要で、頭を悩ましています。

2.母乳の質は食事とストレスに関係していると考えている人が多い。
母乳の状態をよくするためにはママの食事が重要だと認識している人はママもパパも多かったです。そして、次にストレスが影響するのではないかという人たちも多く、特に男性はその傾向が強い印象を持ちました。

3.そのストレスを意識してか、パパは家事、育児に積極的に関わっている。
赤ちゃんが産まれて、家事、育児が始まった時に、ママもいろいろ大変だということを理解し、パパはそれをフォローするカタチで家事、育児に協力しているようにアンケートの結果から感じました。パパの関わり度合いは分かりませんが、一通りのことは家庭で実践しているようです。

4.ママはパパに育児の相談をし、二人で育児をするようになってきている。
前述のパパの家事、育児への関わりもそうですが、ママも育児の相談をパパにするという人が多く、夫婦で子育てという流れができているのだなぁと感じました。アンケートの結果をもとに子育てについて夫婦で相談するかを個別に聞いたら、相談する人としない人とが極端に分かれるようで、こちらも興味深い反応がありました。

5.ママもパパも育児についてネット(スマホ含む)で情報を集めている。
育児に関する情報ソースは人に聞くというよりも、インターネットを活用するというママとパパが多い傾向がありました。

6.腸内細菌に関する認知度はママはそこそこ、パパはまだまだ。
母乳の状態を母乳フローラ(細菌叢)で見ようと考えているので、腸内細菌という言葉の認知度を知りたくて質問したところ、女性は75%の人が腸内細菌のことを知っていましたが、男性は36%の人しか知りませんでした。最近、いろんなところで美容との関係で腸内細菌のことが言われているので、女性の認知度が高いのは納得です。

これらのアンケートの結果を踏まえ、次はいよいよ母乳の検査サービスを提供するにあたって、テストマーケティングを行い、市場が本当に存在し、どれくらいの規模なのかを調査したいと考えています。
その時、母乳の状態を栄養という観点から見るのか、免疫(抗体)という観点から見るのかがポイントになるだろうと考えています。

これまで母乳は人工乳との比較で考えると、栄養の話が多く、免疫のことは注目されていなかったので、私どもとしては免疫に重点を置いて考えていきたいと考えています。
12月にはなんとかテストマーケティングを開始したいと考えているので、11月中にプランを整理し、次号ではその進捗をご報告できればと思っています。

ぜひアイデアあれば、ご連絡よろしくお願いします。