Newsletter 2018/11 vol.15

アンケートの結果について

先月号でアンケートを実施しますとお伝えしたが、今回は結果を報告させて頂きます。
ご協力をいただきました方々には感謝しております。本当にありがとうございました。
今回のアンケートでは母乳に関する質を調べることにどれくらいの人が関心があるのか、またママとパパの赤ちゃんと子育てに関する状況を調べることを目的に実施させて頂きました。ママ向けが63名、パパ向けが44名にご回答を頂くことができました。
※アンケートに関する詳細のレポートはWebサイトに掲載しています。http://cosolab.com
アンケートの結果から6つの気づきを得ることができました。

1.母乳の質(状態)を気にしている人は多いが、実際に調べた人はいない。
ママに母乳の質について気にしていたかと訊いたところ、85%の人が気にしていたと回答されました。しかし実際に検査した人は0人でした。現時点では調べる方法が医療機関以外にないため、簡単に調べることができないのでこの結果は想定通りです。ただ、この母乳の質を検査することを事業化しようとすると、意識から行動へ移す仕掛けが必要となるため、工夫が必要で、頭を悩ましています。

2.母乳の質は食事とストレスに関係していると考えている人が多い。
母乳の状態をよくするためにはママの食事が重要だと認識している人はママもパパも多かったです。そして、次にストレスが影響するのではないかという人たちも多く、特に男性はその傾向が強い印象を持ちました。

3.そのストレスを意識してか、パパは家事、育児に積極的に関わっている。
赤ちゃんが産まれて、家事、育児が始まった時に、ママもいろいろ大変だということを理解し、パパはそれをフォローするカタチで家事、育児に協力しているようにアンケートの結果から感じました。パパの関わり度合いは分かりませんが、一通りのことは家庭で実践しているようです。

4.ママはパパに育児の相談をし、二人で育児をするようになってきている。
前述のパパの家事、育児への関わりもそうですが、ママも育児の相談をパパにするという人が多く、夫婦で子育てという流れができているのだなぁと感じました。アンケートの結果をもとに子育てについて夫婦で相談するかを個別に聞いたら、相談する人としない人とが極端に分かれるようで、こちらも興味深い反応がありました。

5.ママもパパも育児についてネット(スマホ含む)で情報を集めている。
育児に関する情報ソースは人に聞くというよりも、インターネットを活用するというママとパパが多い傾向がありました。

6.腸内細菌に関する認知度はママはそこそこ、パパはまだまだ。
母乳の状態を母乳フローラ(細菌叢)で見ようと考えているので、腸内細菌という言葉の認知度を知りたくて質問したところ、女性は75%の人が腸内細菌のことを知っていましたが、男性は36%の人しか知りませんでした。最近、いろんなところで美容との関係で腸内細菌のことが言われているので、女性の認知度が高いのは納得です。

これらのアンケートの結果を踏まえ、次はいよいよ母乳の検査サービスを提供するにあたって、テストマーケティングを行い、市場が本当に存在し、どれくらいの規模なのかを調査したいと考えています。
その時、母乳の状態を栄養という観点から見るのか、免疫(抗体)という観点から見るのかがポイントになるだろうと考えています。

これまで母乳は人工乳との比較で考えると、栄養の話が多く、免疫のことは注目されていなかったので、私どもとしては免疫に重点を置いて考えていきたいと考えています。
12月にはなんとかテストマーケティングを開始したいと考えているので、11月中にプランを整理し、次号ではその進捗をご報告できればと思っています。

ぜひアイデアあれば、ご連絡よろしくお願いします。