Newsletter2021/10/01 vol.50

クラウドファンディング、ご協力ありがとうございました。

ご支援金額4,305,000円、ご支援者387名

無事に目標を達成することができ、「妊娠期から信頼できるチームをつくり、育児で孤立しない社会を創りたい」ということをゴールに活動するための資金を得ることができました。クラウドファンディングを実施して、皆様からの熱い思い、期待を強く感じ、必ず実現しなければならないという使命を感じました。また、出産、育児の課題は当事者に閉じることが多く、周りの人たちに伝わりにくいという特徴がありますが、今回のクラウドファンディングをきっかけに当事者からの課題の共有を頂けたことと、当事者でない人たちにも課題を知ってもらうことができたことを、非常に嬉しく思っています。

試験的に「coe(こえ)」の案内を開始

10月から実際に平塚市で母子手帳を申請に来られた人に「coe(こえ)」を案内するチラシを配布していただく活動がスタートしました。「coe(こえ)」はLINEをベースに産前からサポーターが対話をする仕組みです。まだチラシを配布するだけで、その場でLINEで友だちになるというところまではできていないので、サービスの利用者はスロースタートです。これからクラウドファンディングでコミットした300名を支援できるように試行錯誤していきたいと思います。考えているだけでなく、実際にやってみると、うまくいかないことが多くあり、気づき、学びも多くあることを楽しみながら、進めていきたいと思います。

今後の計画として

これからは「coe(こえ)」のUXを高めることに注力していきます。
特に、母子手帳を配布するとき、行政では1時間くらいかけてアンケートや会話を通じて、妊婦さんの状況を把握しすることが仕事になります。ただ妊婦さんにはいろんな背景があり、初めての出産、初めての手続きで不安を感じている人も多くいるため、母子手帳を受け取るだけなのに、いろいろ知らないことを聞かれることが苦痛であり、まだ出産にリアリティがないこともあるため、インプットの量が多く疲れてしまいます。この一連の業務をデジタル化し、「coe(こえ)」と連携することで、行政の窓口から日常生活へつながるようなUXを提供していきたいと考えています。

最後に

今回、Newsletterは50号となりました。出産、育児という社会課題を解決したいという思いで起業し、ほとんど知識も経験もないところからスタートし、毎月の活動を報告することを目的に、Newsletterにまとめてきました。まだビジネスとして立ち上がっているプロダクトはありませんが、確実に協力してくれる人との関係は深まっています。ここまでやってきたので、ここで終わるわけにはいかないと思い、できるところまで行こうと思います。これもライスワークとしてサラリーマンをしており、事業が生活のためではなく、複業が一般化しつつある社会も追い風と勝手に思っています。これからも少しずつですが、大胆に人を巻き込みながら、社会を変えていく活動を続けていきたいと思います。