Newsletter 2020/01 vol.29

A HAPPY NEW YEAR 2020

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

サービスローンチに向けて
今年の目標は「母乳ドック(仮称)」をサービスローンチすることです。そのためにすべきことは、共同研究によりデータに基づく仮説作りとその仮説を検証した基準作りが必要で、それをするために必要な資金を確保することです。
共同研究において
これまでなかなか承認されなかった昭和大学との共同研究に関する倫理審査委員会も年末ギリギリに通過しました。1月下旬にはサンプルを採取し、データ解析を始める目処がたちました。
最初のデータ解析は、10組の母子を対象に実施する計画をしています。その後解析するデータ数量を増やし、仮説・検証を繰り返し、基準値を作る計画をしています。このデータ数量を増やす時に、クラウドファンディングを活用し、私たちの取り組んでいるテーマに賛同してもらえる人を募り、資金を確保できないか思案中です。このクラウドファンディングが成功するかが、2020年前半の大きなポイントになるので、詳細が決まり、告知できるようになれば、ご協力の案内をさせてもらいますので、よろしくお願いします。
認知を高めるために
現時点で、母乳の状態を評価する基準も仕組みもないので、それができるサービスがあると言っても、そもそもピンときません。だから、その存在をまずは認識してもらう必要があります。そのための施策として、昨年準備をしてきました本を活用しようと思っています。出版社から本を出そうかと考えていましたが、制作費用と出版時期とで合わないと判断し、自費制作という形態で冊子として作ることにしました。自分たちで校正してみましたが、読み易い本にするにはやはりプロはプロだと実感しましたが、自分たちが言いたいことはしっかりと主張しているので、ご興味ある方はご連絡下さい。
タイトル:The First Diet for Life
     〜赤ちゃんにとって人生最初の食事について考えてみよう!〜
価格:  1,000円(税込)

デジタルコミュニケーションに関する検証
「母乳ドック」という母乳の状態を調べるサービスのことばかり進捗を報告していましたが、実はそれとあわせて企画していることがあります。それは、妊産婦と医療従事者(助産師、保健師、医師)とが、スマホのアプリを介して、いつでもコミュニケーションができるようにする仕組みです。海外の研究では、産前産後に医療従事者が妊産婦に積極的に係ることで、産後うつの発症率が低下したというレポートがあり、その有効性は感覚的にも正しいと思っていますが、従来のFace to Faceでやろうとすると、医療従事者の負荷が更に高まり、みんなが辛くなると思われるので、デジタルを活用してみてはどうかと考えています。
まずは私たちが考えている仮説が成立するのかというところから検証し、どんなことができれば利用されるかなどを考えていく計画をしています。
こちらも2020年前半に仮説・検証を実施したいと考えているので、ご協力を頂ける方、ご連絡下さい。
産前産後ケアに変化
2019年の新生児は86万人と速報が流れ、少子化が加速しているということは多くの人が認識したと思いますが、それに対して、国も企業も本気に対策を進めなければというモードになってきたのも事実です。
昨年11月にピジョン社が国内で2番目に母乳バンクを設立するという発表した後、12月末、厚生労働省が母乳バンクの整備を検討すると発表し、企業も国も動き初め、産前産後ケアの充実に向けて加速してきました。この流れをうまく活用し、私たちもその流れに乗ってビジネスを加速させていきたいと考えています。そこで、先ほどの冊子の収益の一部を母乳バンクの活動に寄付することにし、日本母乳バンク協会へも伝えました。
2020年
ヘルスケアをテーマにしたスタートアップは他の領域のようなスピード感ではなかなか動けませんが、確実に足下を固めて土台を作り、きっちりパズルのピースを埋めることで、市場を創出できるかもという手応えが出てきた。だからそれを1つずつきっちり進めることを継続し、手応えをカタチにしようと思います。
引き続き、ご協力をよろしくお願いします。