こそらぼ交流会
11月25日にこそらぼ交流会を、ふみちゃんちごはんやさん(東京都大田区)で開催しました。こそらぼ交流会は半年に1度くらいのペースで開催していて、ママ友と子育て応援活動を行なっている方々に集まってもらって、子育てに関する様々な課題を夕食を食べ、軽く飲みながら、話し合うコミュニティとなっています。もちろん子どもと一緒に参加もOKです。
今回の参加者はママ友の方々、今回初参加のご近所SNS「マチマチ」でイベントをみたと言うご家族、そして大田区でアラフォーママ・ネットワークを主宰される方、大田区社会福祉協議会の方、子ども向けキャラクターのブランディングを推進されている方など、大人10名、子ども6名の合計16名に参加頂きました。
今回の交流会での目的は、家庭の中での子育ての課題から、社会全体で感じるような子育ての課題まで、参加者が感じているままに洗い出そう!といことでした。一方、子育ての課題を見つけて、解決することをビジネスにしようと考えていると、子育てが辛いことばかりと思ってしまうので、原点に返って、子育てを楽しむ、また楽しめるようになるためにどうするかを考えてみようと言うことで、参加者の方に、子育てで楽しいと思うことも書き出してもらうことにしました。
大きなテーマは、4つです。
1)子育てで楽しいと思うこと
2)子育てで発見したこと
3)子育ての不安、不満(現在)
4)子どもの将来の不安(未来)
子どもの年齢によって楽しいと感じることも違うし、当然子どもの年齢や兄弟がいるいないでも課題が違うし、それらの内容をポストイットに書き出して頂き、壁に貼られた紙にペタパタと貼って頂きました。
今後、今回の交流会で出して頂いた内容をもとに、子育て世代がどんなことを考えていて、どんな課題があるかをもう少し大人数を対象とする調査を行う計画をしています。現在の予定では、最低1000人以上から声を集めたいと考えています。
これまでのこそらぼアプリを展開し、地域イベントの検索ニーズは確実にあることは確認できましたが、もっと子育てに関する課題を直接的に解決する方法を考えていきたいと考えており、そのためにもより多くの人たちの意見を聞いてみようと考えています。
ただ、子育てに関する課題を把握することは、いろんな環境によって課題が異なるため、まだ我々では難しいと感じています。しかしながら、当社が子育ての課題を考えている過程において、大きく3つに分類できるのではないかと考えています。それぞれの課題を、乗り越える必要があると言うことから、当社ではその課題を壁という言葉を使って表現しています。
1)経済(お金)の壁
政府が中心となり、子育て支援施策が打ち出されており、医療費の無償化や保育園の増設等が実施されています。また今後は教育の無償化などの検討が始まっており、基礎的な部分での経済的な課題は解決しつつあると考えています。
ただ現実として、日本でも5人に1人は貧困家庭という課題があり、支援が必要な人たちもいるので、支援施策は慎重に実施する必要があるとも認識しており、一律に同じ支援をする必要はないのではないかと考えています。
2)意識の壁
10年前くらいから育児をするパパを「イクメン」と言って、男性が育児に参画する流れができてきました。今となってはパパがママの前で「イクメン」と言うと、育児をパパもやって当然と言う風潮が一般化したため、怒られてしまいます。それくらに子育てに関する意識はここ10年で大きく変化しました。だから、現在子育てをしながら、働いている人たちは、昔ながらの意識のままの人たちがいる会社では、会社と家庭の間で板挟みになって辛い思いをしているように思います。
3)時間の壁
誰もが同じ1日24時間という中で生活しているが、その時間の使い方において、子育て世代は大きな課題がありそうです。子育てをしながらの共働き世帯の場合、子どもの世話と家事をどちらかが仕事の時間を削りながらやるのかで、パパとママとで衝突し、家庭の中でストレスを抱えています。
今、「働き方改革」が注目されていますが、まさにそれがこの時間に対する考え方を変えることだと思います。特に、男性だけが社会で活動する時代でなく、女性も社会で活動し、男女ともに活動している時代でありからです。
今後、社会の変化に敏感なパパとママが子育てをするとなると、次なる時代をに求められていることが明確に見えている親たちが、子どもの将来に対して何をしなければならないかを考える機会が増えると思います。そして、また新しい課題が出てくると思いますが、現時点当社では子育てにおける課題には3つの壁があると考えています。これらの壁を超えれるように1つ1つ課題を解決していきたいと考えています。