Newsletter 2018/07 vol.11

子育て×健康&子育て×未来(続々編)

子育ての親のイライラ、子どもたちも大変?
最近、子育てと共働きをテーマに考えたとき、親の都合を優先するあまり、子どもたちの機会を奪い、子どもたちにしわ寄せがいっていないかと気になった。
社会は生産労働人口が減少し、女性が働き、この社会課題を何とかしようと動いている。また少子化が進行し、人口が減少していることを受け、子育てをしながら仕事を続けることができるようにと、政府も企業もその対策を急ぎ、働き方の多様性を促進し、保育所等の施設の整備をやってきた。その結果、我々夫婦も共働きで子育てをしながら、生活しており、制度によって助けられている。
ただこの裏に、子どもたちに我慢してもらっていることもあるのではないか?と思う。共働きにより、親子で過ごす時間は少なくなるのは事実である。また保育園へ送迎する時、時間を効率化するため、自転車や自動車で行うことで、子どもの運動機会が減っているのでは?など、いろいろ気になることがある。それ以外に、子どもたちにとって最も厄介なのは、時間に追われ、仕事に追われている親たちのイライラではないかと。
そもそも共働きの子育て世代は、本当に仕事をしたいのか?また逆に本当に子育てしたいのか?(幼児虐待のニュースをみて)と考えた時、社会の風潮に流されている人が少なからずいるのかもと思ってしまった次第である。
きっかけは、先日アラフォーママネットワークの棚橋代表(当時)と話をした時に、「他律」と「自律」が話題となり、我々アラフォー世代、いろんなことが他人の基準で自らの行動のように決めていることが多く、それに縛られて苦しんでいる人が多い世代であると思った。例えば、大学受験、就活、婚活、妊活など、ライフイベントがブームになって、その流れに動かされてきた。
つまりは、他人からよく思われることを意識し、他人と比較し、「〇〇すべき」と言うことが先行し、自分の基準で行動していない。だから、子育てにおいて子どもが親の思いとおりに行動しないことに、イライラすることが多いのではないかなぁと思う。
本来は、子どもに対して親は「愛着」をもとに接するのであれば、自然と「○○してあげよう!」と思うものではないかなぁ?と思うと、そのギャップはどこからきているのかを考えてみたく、自問自答中。

どうすれば子育てのイライラ、なくなるの?
子育ての親のイライラは他律が原因であるならば、自律を意識して行動すればよいのではないかと思う。つまりは自分の基準で行動できるようになるということであるが、実際のところ、相当意識して他律を排除し、自分の考えや意識を高めなければ、そうはならない。ただ努力してみる価値はあると思う。第三者的に言えば簡単そうだが、感情を持つ人なので、仕組みがわかっても解決しない。
また、イライラの解消で大事なのは、夫婦の間でその基準が合意され、共有されることである。この子育て中の夫婦間の共有は非常に難しく、実際夫婦間のコミュニケーションの課題がイライラの原因であることも多いので、どうすれば上手くいくのかも考えるべき課題の1つである。実際、子どもが0-2歳の時の子どもと親がべったりな時期に離婚率が高いという調査結果が出ており、夫婦関係もギクシャクしやすいので、要注意である。
またこの時期は自分の時間が持てないと悩みを持っている人が多いので、夫婦で役割を分担し、負荷を分散する必要があるため、最もコミュニケーションが大事なのだが、最もコミュニケーションが難しい時期でもあり、相当意識しなければならない。

どうすれば良いかはわかるが、現実は。。。
いろいろ考えるべきことはあるが、夫婦の間で基準が共有できれば、誰かに協力をお願いすることもでき、周囲を巻き込んで活動もできるようになるので、共働きで子育て中の人たちの負担(ストレス)は軽減され、イライラは減少すると思うので、なんとか乗り越えて欲しいものである。ほんと子育て中の人たちが自律できれば、子育ては一人で孤立するのではなく、周りと一緒にできる社会が健全となり、こそらぼの「協遊 協育 協創」という考え方に戻ることができ、スッキリするが、実際はそう簡単ではないので、こそらぼの活動を通じて、課題を解決したいと思う。
本当に、私自身家の中にイライラがあるのが嫌で、どうすればなくなるのかといつも考えている。ぜひよいアイデアがあれば、ご教示頂きたい。そして、みんなでそのアイデアを共有して行こう!

あと、
急激な出生数が減少!ご存知ですか?
2017年の出生数が94万6060人に。
100万人を切ったと思えば、いつのまにか。。。
そして、第二次ベビーブーム世代の出産年齢が終わるため、今後大幅に出生数が増加する要素がない状況を思うと、今何ができるかを、各人の私事として、今一度、真剣に考えなければならない。