Newsletter 2019/02 vol.18

2019年、勝負の年!!!

1月は「母乳フローラセルフチェックサービス」をサービスとして提供するために、やるべきことを確実に実行し、検証しようと考え、久しぶりに「ビジネス・キャンバス」という手法を使って、ビジネスモデルの整理を行いました。そうすると「顧客の課題」に対して授乳中のママと医師や助産師などの専門家の課題は想定できたのですが、パパも顧客でありそうだけど、授乳期のパパの課題がイメージできず、私も経験したはずなのですが、すっかり忘れてしまっていたので、パパ経験者に授乳期の課題について聞くしかないと思い、アンケートを実施しました。
アンケートにご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。

1)パパの母乳育児に関する意識調査を実施
パパを対象に授乳期、特に母乳育児について調査する必要があると思ったのは、3つの疑問があったからです。1つは母乳育児に関してパパからママへはなかなか言い出しにくいことと思っており、各家庭では実際はどうなんだろうという疑問です。
もう1つはたくさんの情報が簡単に入手できる時代、パパは知識として新生児のときの影響が成人したあとにいくつかの疾患に影響があるということを知っているいるが、授乳期のわが子のためにも何とかしなければならないと感じているが、どうすればよいか悩んでいる人がいるんじゃないかなぁという疑問です。
3つめはパパからママへ母乳について話をするにも、ある程度知識が必要であり、断片的な知識ではうまく相手に伝えられないし、変な不安だけを煽るのも良くないと考えたとき、パパはどれくらい母乳育児について知っているのかを知りたいと思ったからです。

ママの母乳を対象に母乳フローラ(細菌叢)をメタゲノム解析することをサービスを提供するにあたって、ママだけが漠然とした不安から検査を受けても、相談する相手(パパ)がきっちりと課題を受け止める必要があると考えています。これは前回のアンケートから子育ての課題はママは実母の次にパパへ相談する人が多いことがわかり、7-8割のパパがよくママから相談を受けていると回答があったことがベースにあります。パパもしっかりこのサービスについて理解頂きたいと考えており、いざというときにパパを介して母乳フローラの結果をママへ伝えることができるかどうかを確認したいと考えています。

今回のアンケート結果は集計し、質問項目に関して現在どのような見解があるのかも含めてまとめる予定です。レポートが完成し、報告できるようになるまで今しばらくお待ちください。

2)母乳にメタゲノム解析を開始
1月下旬、4名のママに協力を頂き、母乳をサンプルとして提供頂き、次世代シーケンサを用いてメタゲノム解析を開始しました。
ご協力をいただきました方々、本当にありがとうございます。感謝、感謝です。

今回はサービス開発において、一般の方が検査するためにサンプルを採取する方法や子育て中のがママがサンプルを送付するときどのような方法が最適な方法かを検証するとともに、実際に母乳を次世代シーケンサで読めるかどうかという技術的なところに重点をおいて検証を行っています。

技術的な検証が終わることで、医師や研究者を対象とした母乳フローラに関する解析をご支援することが可能となり、母乳に関する母乳フローラを研究されている研究者をご支援させて頂けます。

ただ一般の方を対象とする場合は、解析結果からどのように検査結果をフィードバックするかが重要と考えており、まだもう少し時間をかけてじっくり検討する必要があると考えています。
いろんな方々のご協力をいただきながら、世の中にない新しいサービスを市場に提供できるように邁進してきますので、引き続きご協力、ご支援、アドバイスよろしくお願いします。