シリコンバー滞在の報告
JETRO主催の「J-StarX」にて、2023/07/09から2023/07/19の11日間のシリコンバレーでの海外研修プログラムに参加してきました。
J-StarXについて
シリコンバレーで感じたことは、noteにまとめました。
シリコンバレーマジックにすっかりかかり、夢のような世界を体験することができました。そして、これまで考えてきたことに自信を持つことができ、あとは実行するだけという気持ちになりました。
note 始動アルムナイ向けシリコンバレープログラム
https://note.com/cosolab/m/ma5a4e94a5580
シリコンバレーに行く前は、「エコシステム」について知りたいという強い気持ちがありました。私が思っていた以上のスケールでエコシステムは機能しており、容易に真似できるものではないということを実感。そんな簡単に知ることができるエコシステムではないことがよく理解できました。つまりは短期間、時間をかけてもわからない可能性があるレベルのとてつもないエコシステムであることはわかりました。
ベイエリアでシリコンチップから産業が立ち上がったことをきっかけに、それを利用するハードウェア産業、さらにはインターネットに関する産業が立ち上がった。そしてインターネットを使ったデータベース、アプリケーション。
インターネットを介して集まるデータのインターフェイスとより高次の産業へと発展しているのです。
現在、さまざまな事象をデータで捉えることができるようになり、「Data is the New Oil」と言われるように、次はデータサイエンスという産業が立ち上がってきています。
この「データサイエンス」という分野についてあまり意識していませんが、まさにここでイノベーションが起こっているのです。
データを所有するプレイヤーが単独では課題を解決できないとき、必要なデータを持っているプレイヤーとコラボレーションが必要となります。
データサイエンスの時代ではデータを所有し、コラボレーションすることが前提になるため、データを所有しないプレイヤーは価値を生み出す中心に存在し得ないということになります。作業ベースでの委託業務はあるが、これらはいずれAIによってコンピュータが行う業務になっていきます。
ここで重要なことは、シリコンバレーのエコシステムは高次の産業が立ち上がることで、それまでの産業をDisruptするのではなく、それぞれの産業がUpdateされることです。このUpdateこそがこのシリコンバレーの強さであり、競争力の源泉になっていると強く感じました。高次の産業が立ち上げることで、必要なチップ、ハードウェア、ソフトウェア、さらには人材に至るまでニーズに合わせて変化することが、このベイエリアの凄さです。
日本で「エコシステム」と安易に考えていたことが恥ずかしい。
実際に現地を訪問し、現地で活動している人たちとコミュニケーションをすることで、より真実に近づくことができたことは大きな成果でした。
短い滞在ではあったが、久しぶりに海外ということもあり、いろんなことが新鮮で非常に刺激が多い研修でした。所謂、シリコンバレーマジックにかかったので、これからの活動を加速するだけです。
あとはやるだけ、実行あるのみです。