「おっぱいの日」

8月1日
「世界母乳育児週間」にあわせて、8月1日を「おっぱいの日」として終日イベントを行いました。
本来はWHOやユニセフは商業目的で途上国にも粉ミルクを過剰に販売することで衛生状態が悪いところで粉ミルクを使用したことで、赤ちゃんが病気になってしまうことがあり、わざわざ粉ミルクを使う必要がなく、母乳育児ができる人たちもその犠牲になってしまう事例が増えたため、母乳育児の啓蒙活動が必要ということではじまりました。
日本ではあまり馴染みがない「世界母乳育児週間」ですが、授乳に関する課題は日本でもあり、特に授乳の多様性への理解が弱く、それによって悩んでいる女性が多く存在しており、さらに子育てに積極的な男性も考えるテーマになってきたと感じています。
このような課題に対して、「母乳」をテーマにビジネスを考えているBONYU.labと一緒に企画してみました。

「集団授乳イベント」
渋谷で「みんなで授乳しよう」と呼びかけたところ、15組くらいのお母さんと赤ちゃん、お父さん、そして子どもの友だちも一緒に集まってもらいました。取材もテレビ、新聞、Webメディアの方々も来て頂いたので、総勢50名くらいがJR渋谷駅のフォームから見渡せるところに集まり、赤ちゃんに授乳を行いました。お母さんの母乳だけでなく、液体ミルクでの授乳される方、お父さんが哺乳瓶で授乳される方とほんと多様な授乳スタイルを経験しました。

「おっぱいの日」カンファレンス
母乳育児の多様性をテーマに専門家に話を聞こうということで、水野克己先生(昭和大学教授)に「おっぱい」をテーマに母乳育児について話をして頂きました。
ヒトも哺乳動物、ヒトだけが特別な動物でないという話からはじめり、いろんな思い込みが支配する世界でサイエンスが機能していないために引き起こされている課題について話を頂きました。水野先生は母乳育児の専門家ではありますが、母乳だけという考え方ではなく、授乳の多様性を認めておられる先生で、愛情をもって赤ちゃんと接することが大事で、赤ちゃんを抱っこしてスキンシップの大切さを一貫して話されていました。
現在の医療は出産に関する安全性を優先するあまり、お母さんと赤ちゃんとのスキンシップの機会を妨げてしまっているのではないかと指摘されていました。もっと自然にお母さんと赤ちゃんが出産直後に触れ合える医療ができればよいのにと述べらていました。

Babytechピッチ
ファーストアセンスさん、Trimさん、ままっぷさんにサービスの紹介を目的とするピッチを開催させて頂き、各社のプロダクトの紹介を頂きました。多様なバックグラウンドをもつ人たちを前にターゲットが絞りにくい中、プレゼンをして頂けたことに感謝してます。このプレゼンがきっかけで何か新しい動きがこれから出てくることを期待しています。

場所はスマートロック「Akerun」で有名な株式会社フォトシンス様のセミナールームをお借りしました。元気のあるスタートアップ企業のセミナールームはおしゃれで快適で、快く会場を提供頂けたこと、本当に感謝感謝です。

今後について
今年は0回目ということで「おっぱいの日」を開催させて頂きました。そして5-60名の方に参加を頂き、数社の企業や組織の方々に協力を頂き、開催をさせて頂きました。この開催したという実績をもとに、来年はさらに発信力のあるイベントにしていきたいと考えていますので、ご協力よろしくお願いします。