アラフォーママ・ネットワーク(交流)

2017/10/01

少子化ということが課題と思っている人は多いが、出産の高齢化が進んでいることを認識している人は少ない。その高齢で出産したママたちの課題を何とかしたいという思いで活動されているのが、「アラフォーママ・ネットワーク」です。彼女たちは35歳以上で初出産のママたちが交流する「場」を提供しており、わずか1年で全国各地で開催する勢いです。

実際、ママの出産年齢の平均は1995年から2015年の間に2.2歳上昇しており、第1子を35歳以上で産む割合は、その間に4.6%から21.4%となり、35歳以上で出産する割合は9.5%から28.0%に大幅に増加しています。

                   1995年    2015年

ママ出産平均年齢         27.5歳  30.7歳
第1子35歳以上出産         4.6%          21.4%
35歳以上での出産           9.5%          28.0%

このような状況の変化を敏感に捉えられ、活動されている一人が、アラフォーママ・ネットワークの代表の棚橋美枝子さんです。彼女のキャリアのスタートは看護師で、その後医療の世界で日々患者の方たちに触れることで、いろんな課題が結婚と関係があるのではと仮説を持ち、「結婚」をテーマに「結婚教育」というプログラムを開発し、結婚について学ぶ機会を多くの方たちに提供されるようになりました。この結婚教育とは巷の婚活という結婚をするためのHow toを教える類のものではなく、人生のそれぞれのライフステージで結婚とはどういうものかを体系的に学ぶことができるプログラムです。このプログラムを受講した後に、結婚された方たちと彼女が話している中で、このママの高齢化という課題に気づかれたとのことです。その課題の主なものには、年下の旦那からの暴言や暴力、地域のママたちとの年齢差による孤立、子育てと自分のキャリアの両立に対する不安など様々で、これらの課題を誰にも相談できず、育児をしながら内側に閉じ込めてしまっているママが多いとのことです。

このような課題を持つアラフォーママたちが集まり、子育てのことや家庭や家族のことを気兼ねなく話しができる「場」が、アラフォーママ・ネットワークであす。アラフォーママ・ネットワークの開催は、奈良、大阪、京都、兵庫の関西と大田区や横浜・都筑区などの首都圏、そして熊本でも展開されており、基本的にはそれぞれの会場で毎月1回程度開催されます。毎回回を重ねるごとに参加者は増えているとのことです。

アラフォーママ・ネットワークと同じように高齢出産のママたちをケアする活動は、福岡市や大阪市などでこれまでも行われており、今後も広がっていくと思われます。

余談ですが、
私たちがアラフォーママ・ネットワークの活動を知ったのは、たまたま友人がFacebookで「アラフォーママ・ネットワーク」の第1回が関西で開催されることを教えてくれたからです。どんな人たちが企画し運営しているのかとても気になり、いきなりすぐにFacebookで「詳しく活動内容を聞かせてほしい」と連絡しました。しかし回答なしでした。

そして数ヶ月後、今度は東京でも開催する計画があり、代表の棚橋さんが上京されるという情報を得たので、直接会って「ぜひ話を聞かせてください」と懇願するも、なかなかお会いする機会を頂けず。最終的には友人を介して事情を説明をしてもらい、ようやくお会いする機会を頂くことができました。そして直接お会いしたことで「アラフォーママ・ネットワーク」の活動内容をよく理解することもでき、スッキリ。

とはいえ、アラフォーママの活動を男性が詳しく教えてほしいとかいきなり言われてもってところはありますよね。またFacebookの顔写真が怪しく思われて、さらに不信感を募らせたとのこと。。。

お互いの活動を知ってからは、こそらぼの活動を広めて頂けるようになり、私たちもアラフォーママ・ネットワークが開催される情報をこそらぼに登録し、多くの人たちに参加いただけるように発信させて頂いてます。

「アラーフォーママ・ネットワーク」

https://ameblo.jp/around40mama-network/