「あずかるこちゃん」 (病児保育ネット予約サービス)

今回ご紹介するのは、現役の産婦人科医で、起業家である園⽥正樹さんが、現在開発中の「あずかるこちゃん」と⾔う病児保育ネット予約サービスです。

個⼈的に、病児保育にはかなりお世話になり、⼦どもが体調を崩して保育園を休まなければならない時、病児保育室に受け⼊れてもらうことができて、仕事を休まずにすんだことに、ほんと感謝しています。 
また、病児保育施設はビジネスとしては儲からないけど、必要だから地域の⼦ども、⼦育て世帯のためにという地域のお医者さんたちの熱い思いを感じる活動で、ほんとありがたい次第です。そんな地域の⼩児科の先⽣、診察中は真剣だから怖い顔ですが、病状を⼼配して、診療後の⼣⽅にわざわざ電話をくれたりすると、ほんと涙が出るくらい嬉しかったことを覚えています。

共働き⼦育て世帯にとっての病児保育 

病児保育施設は地域差があり、⼦育て世帯がみんな使っているわけではないので、まずはどんなものか を説明します。 
まず、⼦どもが保育園に通っていると、急な発熱や体調不良で、保育園から職場へ呼び出しの電話がか かってきて、保育園へ迎えに⾏くこともしばしばあります。そんな⽇の次の⽇の朝は、⼦どもの熱が下がらず、 保育園に⾏けそうにないときに、病児保育の出番となります。病児保育を利⽤する時の流れは、当⽇の朝、受付開始の時刻になったら、受け⼊れてくれそうな施設、⾃宅から⾏けそうな施設を選び、 順番に電話します。病児保育の施設のWebサイトには受け⼊れ可能⼈数が記載されていますが、⾵邪やインフルエンザ、ウィルス性胃腸炎などが流⾏している時期は施設内で感染が広がらないように同じ疾患ごとに部屋を分けて保育をする必要があるため、人数が制限されることがあり、1つの施設でその⽇は2−3名と⾔うこともあります。だから、電話をして早く受け⼊れ可能な施設を⾒つけ、予約をしなければなりません。特に、仕事のスケジュールが動かせない、急には休めない状況であればあるほど、ドキドキしながら変 なプレッシャーを感じながら電話をすることになります。ようやく受け⼊れ可能な施設が⾒つかり予約できたら、施設に併設される病院へ診察に⾏き、病状を医 師に確認してもらったあと、病児保育施設へいき、 ⼦どもを預かってもらうことができます。
保育⼠さんや看護師さんが⼦どもの⾯倒をみてくれて、遊んでくれるので、⼦どもは楽しく過ごすことができ、うちの子はお気に入りでした。

あずかるこちゃん」への関⼼度の⾼さ 

共働き⼦育て世帯にとって⾮常に重要でお世話になっている病児保育ですが、利⽤するためには、当⽇電話でしか予約できないという不便さがあります。「あずかる こちゃん」ができることでWebで予約できるようになり、電話をコールするドキドキから解放されると期待しています。 また、6/10-7/31まで、システム開発費の調達を目的として、クラウドファンディング「Readyfor」を活⽤し、資⾦調達を⾏なっています。最初の⽬標300万円はわずか1⽇で集め、次の500万円も4日で達成するとすごい勢いでした。今は最終ゴールの800万円を⽬指しているところですが、これもクリアすると思います。 

「あずかるこちゃん」への期待 

共働き⼦育て世帯がみんな感じている課題、病児保育は便利だし、助けられているし、それを運営されている⽅々に感謝していますが、利⽤するための⼿続きの煩雑さには苦労します。だからITを使って解決しようされているので、是⾮とも頑張っていただきたいと思います。また、「あずかるこちゃん」を通じて Webから予約できる施設が増えるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、どの施設も当たり前のように 「あずかるこちゃん」から予約でき、電話でドキドキしながら予約したことが過去の笑い話になってほしいと思います。 

「あずかるこちゃん」

クラウドファンディング「Readyfor」